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2005年06月12日
竜馬がゆく
「お~い!竜馬」からの流れで「竜馬がゆく」を読んでいます。
司馬遼太郎さんは、以前「この国のかたち」を読んで以来です。と言ってもたいして読み続けもせず、文庫で2冊くらいしか読んでいません。あまり「文春文庫」というのが肌に合わない部分があり、ひとつに文字がでかい。そして、司馬さんの文体を読みなれていない、というのもありました。
司馬さんを読もうと思ったきっかけは「知ってるつもり!?」で紹介されていたときですから、もう6年前(いや、まだ6年か…)です。
今回「竜馬がゆく」を読んでいても当時感じた「司馬遼太郎の文体」に対するかわらぬ違和感を感じます(まぁ文はそこで変わらないわけですし、自分も変わってないということでしょうか)。この本は小説なのですが、今までに読んできた小説の体から外れていると感じます。突然、注釈や作者の横話が入ってきます。これは氏自身が元新聞記者だったという経験から来るものなのでしょうか。そんなわけで違和感を感じながらも「竜馬がゆく」の世界を堪能しています。
しかしおかしなもので、巻も3つを数える頃にはこの文体に慣れてきたせいか、この司馬節を非常に心地よく感じています。ひとつ難を言えば、ひらがなが多いこと。意図的になのか、こうひらがなをちりばめる理由がわかりません。1998年に新装版となったようですが、原書で読んでみたいと思っています。
投稿者 napier : 2005年06月12日 21:47
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