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2005年10月14日
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トグサ: 少佐、前から訊いてみたかったんだけど、何で俺みたいな男を本庁から引き抜いたんです? 草薙素子: お前がそうゆう男だからさ。 トグサ: ? 草薙素子: 不正規活動の経験の無いデカ上がりで、おまけに所帯持ち。電脳化はしてても脳みそはたっぷり残ってるし、ほとんど生身。戦闘単位としてどんなに優秀でも、同じ規格品で構成されたシステムはどこかに致命的な欠陥を持つことになるわ。組織も人も、特殊化の果てにあるのは緩やかな死…それだけよ。
岩田さんの基調講演 に関して書いていたときに、ふと思い出したセリフです。最初は「マンガにもあったよな…」と思って探したのですがどうやら映画だけのようですね。マンガの方では巻末の方の、人形使いとのチャネリングで同じような会話がなされています。映画版ではここの会話が端折られてしまっていたり視覚的に面白く無かったりで、私はマンガの方が好きです。
ゲーム産業の硬直化、言い換えれば結晶化 (c)tomoya.com を防ぐために任天堂は現在、映像の進化ではなくインターフェイスの進化に力を注いでいます。こういった姿勢は、ゲーム分野は自分とは関係ないから…といって放っておくのではなく、姿勢として見習うべきものがあると思います。といっても、左に十字キー・右に A B ボタン(ファミコン)や、L R ボタン(スーパーファミコン)というイノベーションをもたらしたのは任天堂ですし、DS のタッチパネルや 2 画面表示など、任天堂は常にゲームに斬新さを与えてきました。見習うべきは留まらないこと、変化し続けることのように思います。
投稿者 napier : 2005年10月14日 01:29
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