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2005年11月12日

FFの功罪

はてなブックマークの最近の人気記事に、「映画より泣ける? ゲームが与える感動を調査」がランキングしています。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20051111201.html
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20051111201.html

記事の内容は「FFVII」のエアリスの死に関するものでした。ここでは「理不尽に殺される」と紹介されていますが、まさに理不尽に殺されてしまうシナリオでした。私のメモリーカードにはこのシーン直前の生きているエアリスがいまだに保存されています。

記事の中で

あるプレイヤーはボーエン氏に、エアリスが倒れたとき「本当に泣いてしまった」と告白した。
とありますが、私はどうだったかなぁ。泣きはしませんでしたが、茫然自失となった気がします。そして相変わらず「これがあるから SQUARE くさい」と感じていたと思います。SQUARE 特有の理不尽さですね。「FFVII」のエアリスはとても思い入れの強いキャラであったため、当然だいぶ育てていたと思います。戦闘の要でしたし装備品やアイテムなどもふんだんに使い、猫っかわいがりしていたことでしょう。それが理不尽なシナリオのために殺され、それまで培ってきたものが消滅してしまったのです。

MMORPG などをやっていたときに運営側の不始末でステータスその他が数日前に戻る状況がありますが、それに近い感じかなぁ。友人達と苦労を重ねてクリアしたミッションなどがあった場合、それがなくなってしまうというような。「泣く」というより「呆れる」「むかつく」とかの感情のほうが強かったと思います。

この「FFVII」とは引き換えに、本当にシナリオで感動したのは「FFX」でした。そして「FFX」をひいきにする理由の一つに、音声が重要なポイントになっています。それまでの FF は会話は全部文字だけでしたが、「FFX」からは声優さんによる会話がつくようになりました。これだけでそれまでの FF とはだいぶ違った雰囲気を感じることができました。こっちは文句なしで感動しましたね。「FFX」は2クールもののアニメを作って貰ってもいいと感じたものです。


投稿者 napier : 2005年11月12日 14:05


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