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2005年11月01日

価値と対価

仮に 500ml のビールが 270円/本 として、10 本買うと 2700 円。技術書などを含む普通の単行本はだいたい 1500~5000 円。平均値として両方とも 3000 円として考えたとき、ここでビールを取っちゃうのは自分の心が弱いときです。何気に休日などにはビールを買ってしまいますが、そこで払う 3000 円にはあまり躊躇をしないのに、単行本を買うときの 3000 円には躊躇をしてしまうことがあります。

ビールは特にまとめて買っているわけでもなく普通に量販店で買ってしまうため、結果として 1 週間で 3000 円ほどのコストがかかることがあります。1 本 2 本買うときはたいした額じゃないな、と思っていますがそれが積もり積もって全然たいした額になっています。

安売り店で 1 箱買うのなら 500ml が 24 本で 6000 円弱でしょうか。それにはやはり躊躇を感じるのですが、1 ヶ月をスパンとして考えると平気でそれくらいの買い物はしているでしょう。これはまさに朝三暮四で、瞬間瞬間の価値と対価に惑わされてしまっています。だからと言って一度に 1 箱を買ってしまうと缶があるうちは歯止めがきかなくなるという、まさしくサル状態に陥ってしまうでしょう。逆に本をまとめて買ってしまうとそれを読み終わるまではなかなか他に手が出なくなるということもあります。

小説などは 300~500 円程度なので買うことにあまり躊躇は感じないのですが、やはり単行本の価格(と厚さと重さ)は躊躇を感じさせるものがあります。「Winnyの技術」は winny 上で pdf 配布がされているとのことですが、青空文庫 という online 活字メディアや、iTMS など音楽・動画の online 販売が実現されている時代、紙メディアは確かに便利なものではあるのですが pdf で買いたいと思う本などもあることは事実です。

言い訳ついでに、購入をしようとして先週見送ってしまった本はこちら。近くの書店に置いてあれば購入する勢いでしたが残念ながらおいてありませんでした。読みたいときに読みたい本が pdf や text で読める時代はあと何年かかるんだろうか。


投稿者 napier : 2005年11月01日 01:04


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