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2006年01月09日
サトラレ
サトラレ
http://www.tv-asahi.co.jp/satorare/
2002Q3 のドラマです。劇場版は大好きだったのですがドラマ版は未見でした。理由はオンラインゲームですね…。このクールのドラマは全く観ていなかった気がします。
このドラマ版「サトラレ」が年末の 12/25~28 にかけて深夜枠で再放送されていました。
ドラマ版のキャストには鶴田真由さんや、今は芸能活動を引退した(と思ってたのですが、Wikiによると復帰してたみたいですね、知らなかった・・・)畑野浩子さんなど、好きな女優さんが出演しています。主役の里見健一役はオダギリジョーさんです。現在放送中のライフカードの CF 「カードの切り方が人生だシリーズ」で心の葛藤の声が聞こえますが、この CF を見てしまった後にドラマ版サトラレを観てしまったため何か妙な気分になりました。意外と里見健一役をやっていた縁でこの CF の役に採用されたのかもしれないな、と思いました(笑)
鶴田真由さんは「久しぶりに見たな」と思っていたのですが、牛丼屋で夕食を食べるシーンでその前に観たドラマを思い出しました。前のドラマにも牛丼屋のシーンがあったからです。そのときはそのドラマの名前は忘れていたのですが、調べてみると「チープラブ」ですね。丁度リンク先の画像がそれです。これは鶴田真由さんが「いつもと違うことをしてみれば人生が変わるかな、と思って」といった気分で牛丼屋に入ったシーンだと思いました。チープラブは 1999Q4 ですので、サトラレの 9 ヶ月前のドラマになります。
以下、ネタバレがあります。
ドラマ版のサトラレは劇場版よりもラブコメっぽい内容になっています。大まかには劇場版をなぞる部分もありますが、結末に向かっては方向性を変えます。最終的には里見健一はサトラレであることを周囲に知られ、しかし病院で医師を続けていくことになります。その 1 シーンとして、健一が思ったことをまわりの医師や看護士たちがサトってしまうのですが、その人達は健一に対して一々リアクションをします。健一は(わかっちゃいますよねぇ…)といった感じで相手の言葉を聞くことになるのですが、これは逆に考えると喋る能力の退化に繋がるんだろうな、とふと思いました。思っただけで意思が伝わるようになると言葉の役割が相対的に薄くなると思います。周囲がああいった対応をするようになってしまうと、サトラレ本人は「自分の意志は伝わっている」→「話さなくてもいい(意思を伝えるにはサトラレる方が早い)」と考えるようになってしまうのではないか、と思えました。
といっても現実にはあのような生活はきっと不可能で、白木重文のように孤島で暮らさざるを得なくなるのが普通なのかな、と思います。原作のマンガには更にサトラレは多数存在し、彼ら彼女らもサトラレと会ってしまうこともあります。また、サトレズというサトラレの思念波が届かない人もあらわれます。興味のある方は原作のマンガも読んでみてください。
投稿者 napier : 2006年01月09日 16:33
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