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2006年05月16日
kernel debugging(4)
さて、patch をあて終わった後にはカーネルの make になりますが、patch によって何が変わったかを確認することにしましょう。
比べやすいように make xconfig の画像をそのままのせておきます。

Fig.1 8250.patch

Fig.2 eth.patch
ここで重要なのはどちらも core 及び i386 の patch 適用後であるということです。これらがあたっていない場合、Kernel hacking の Option はあらわれません。make xconfig は patch が正しくあたっているかの確認にもなるでしょう(それ以前に patch のログを見ればわかると思います)。
ethernet はわかりませんので serial port に関して補足をしておくと、この図では serial port の設定が以下の様になっているのがわかると思います。
(1) Serial port number for KGDB (NEW)
これはシリアルポートの番号です。ここでは、いわゆる /dev/ttyS1 が指定されていることになります。これはマザーボードの仕様にもよると思いますが、シリアルポートが 1 つしかない環境の場合にはこれを 0 に指定する必要があります。
また同様に baud rate の設定も必要ですが、これはデフォルトの 115200 で問題はないでしょう。
kernel の make 方法に関してはここでは特に注釈はしませんが、これは以下の記事が大変参考になると思います。
- Linux Kernel 2.6を組み込み機器で使う : 何が新しくなったのか,何が追加されたのか
http://www.cqpub.co.jp/interface/sample/200507/if0507_chap1.pdf
投稿者 napier : 2006年05月16日 00:23
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