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2006年06月08日

地図のない旅

ドキュメントのないソースコードを読むことは地図のない旅をするようなもんだなぁ、と最近感じています。特に OSS のソースを読む場合なんかにはそう感じますし、今その旅の真っ最中って感じです。

旅は現地に行ってみればそこに何があるのかがわかるのですが、観光ガイドブックで事前に調べたりせず行く場合、非常な苦労をすることがあります。近道があるのに思いっきり遠回りをしてみたり、見どころだと思って行ってみたところが取るに足らないものだったり、名物だと思って食べたものがどこでも食べられるものだったり。

その土地の開拓をしたり発展させたり、観光地として有名になることはそこの土地の人々にとっては面白いことだとは思いますし、住みやすくもなるでしょう。しかしその土地がどういった過程を経て成り立ったのかとか慣習とか、区画整備された目的だとかその後の地図だとか、そういった史記や風土記、地図といった類のものがないと他所の土地から来た人は非常に苦労をしてしまいます。

ソースコードが地図だ、といってしまえばそれはそれで楽でしょうが、ソースコードは住所なんですよね。1 次元の情報です。これを 2 次元化した地図がやはり最低限欲しいです。この辺、なんとかできない/ならないもんですかねぇ。


投稿者 napier : 2006年06月08日 00:10


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