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2006年08月18日
太陽系の惑星
ちょっとまだまとめられそうにないのですが、現時点での話として。
- 「惑星」の定義の原案、公開へ
http://www.astroarts.co.jp/news/2006/08/16planet_definition/index-j.shtml - asahi.com: 太陽系の惑星、一気に3個増か 国際天文学連合が新定義 - サイエンス
http://www.asahi.com/science/news/TKY200608160317.html - asahi.com:教科書は?占星術は? 惑星の新定義に反響続々 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0817/TKY200608170461.html - スラッシュドット ジャパン | 冥王星はやはり惑星、太陽系惑星が12個へ
http://slashdot.jp/science/06/08/16/0814243.shtml - 二重惑星 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%87%8D%E6%83%91%E6%98%9F - Image:2006-16-d-print.jpg - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Image:2006-16-d-print.jpg - Mitaka
http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/
結局は惑星が追加されて、太陽系の惑星は 12 個になりそうです。惑星の定義としては、
(1)惑星とは、(a)十分な質量を持つために自己重力が固体としての力よりも勝る結果、重力平衡(ほとんど球状)の形を持ち、(b)恒星の周りを回る天体で、恒星でも、また衛星でもないものとする。(2)黄道面上で、ほぼ円軌道を持つ、1900年以前に発見された8つのClassical Planetsと、それ以外の太陽系の天体を区別する。後者は、すべて水星より小さい。また、セレスは上記(1)の定義から惑星であるが、歴史的理由により、他のClassical Planetsと区別するため、Dwarf Planetと呼ぶことを推奨する。
(3)冥王星や、最近発見された1つまたは複数のトランス・ネプチュニアン天体は、上記(1)の定義から、惑星である。Classical Planetsと対比して、これらは典型的に大きく傾いた軌道傾斜と歪んだ楕円軌道を持ち、軌道周期は200年を超えている。われわれは、冥王星が典型例となるこれらの天体群を、新しいカテゴリーとして、Plutonsと呼ぶ。
(4)太陽を回る他のすべての天体は、まとめてSmall Solar System Bodiesと呼ぶこととする。
という感じになるようです。重要な単語としては、
- Classical Planets
- Dwarf Planet
- Plutons
- Small Solar System Bodies
といったところでしょうね。
馴染みの薄い単語として Dwarf を翻訳してみると、
━━ n., a. (pl. ~s, 〈まれ〉dwarves ) 小びと; ちっぽけな, 萎(い)縮した; 矮(わい)小動物[植物]; 【天文】矮星 (dwarf star).
と、天文学では以前から使われている単語のようです。セレス以外にもこれに分類される天体が増えた場合には Dwarf Planets になるんでしょう。となると、あとは Plutons の日本語訳が気になるところですが・・・、単純に冥星(群)くらいに落ち着くのかな?
投稿者 napier : 2006年08月18日 00:52
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