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2007年01月16日

チーム開発

久しぶりに「風の谷のナウシカ」を見ました。音声はコメンタリーにしてです。

随分前から宮崎駿さんは原画も動画も絵コンテもディレクションも何でも出来る、という話は聞いていました。なのでスタッフに対して自分が出来ることを前提にして要求を出す、といった手法で監督をやっていた(る?)ようです。ここで思ったことが、プログラマからディレクタになる人って宮崎駿さんのようなディレクタになるんだろうな、ということです。

よく考えてみるとアニメーションの製作とソフトウェアの製作って似ているんじゃないかな?と思います。ソフトウェア開発では最初から設計を任されることはほとんど無く、大抵はシニアスタッフが設計を行ってプログラマがコードを書きます。Trial and Error なことも(ことの方が?)多いですが :-) もちろんアニメーションの世界でもいきなり原画を任されるよな人もいるでしょうし、これはプログラムにおいても同じことが言えるでしょう。

それ以外に GUI デザイナは背景・美術スタッフでしょうし、絵コンテなんかは外部仕様書にあたるんでしょうかね。色指定やキャラクタデザインなどは内部設計でしょう。原画マンが変わるとその人の癖が動画にでる、とよく言われるようですが、これは設計やインプリにその人の癖が出るのと同じだと思います。多数の異なったスタッフで一つの一貫した作品を作るということの難しさがこれら 2 つの産業には共通して存在しています。


投稿者 napier : 2007年01月16日 00:42


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