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2007年11月24日

第三者の視点

誰もが神の視点から現象をみたいという気持ちがあると思います。特に自分がその当事者である場合などには、冷静に状況を判断するという観点から考えることだと思います。

最近のドラマを見ていて思うのは、大味に 1 時間でまとめられるように神の視点を調整しているということです。もうこの辺は「ドラマは 1 時間枠」というある種の前提のうちになりたってる、視聴者と製作者の「おやくそく」もしくは「馴れ合い」とも言えるでしょう。ある特定の時間が過ぎればある一定の結果がわかるという。

医龍2を見ながら、ふとこんなことを咄嗟に思いました。

で、まぁ、その心はと言えば、誰もが自分と相手の状況を知っている第三者を求めている、しかもそれを前提として自分にプラスになる立場として、といったところでしょうか。そしてそんな都合のいいことが現実にどれだけ起こるかということを熟慮しないまま、と付け加えることができると思います。

そういった意味ではその辺のお約束が前提として成り立っていて見る人をその try{} 領域で安心させておきながら catch {} 領域においてお約束の用意すら怠らないのが、現在の脚本のデフォルトであるのかなぁ、と感じています。

なんというか、かつてのプレイボールのような、どんなに準備をしても負ける、って物語りも必要なんだと感じる、久しぶりの宵の深みです。というか、プレイボール自体忘れてるから微妙ですっすけどね。。


投稿者 napier : 2007年11月24日 00:57


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