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2010年06月19日

レインボーノイズ

このプロジェクター (LVP-HC3800) はものを見ずに購入しました。映像を見てまず思ったのが「しまった、RGB が分離して見えるタイプか・・・」でした。このときにはこの現象を「レインボーノイズ」というのは知りませんでした。

レインボーノイズという名称を知ったのは以下のサイトです。

『DLP式』
「DLP」とはDigital Light Processingの略で光半導体のことです。 この半導体上に100万個ものDMDと言われる超微小ミラーが敷き詰められ、そこにランプからの光が反射し映像が投射される方式です。 DLPの特徴として、焼付きや色あせが無い、高コントラスト、高寿命、画像の高精細性などが挙げられます。 また動きの早いスポーツやアクションに向いているのも特徴でしょう。 高コントラストのため黒の沈みが良く、非常に立体感のある映像を再現できます。 人によっては見える(私は見えません)カラーブレーキングと言われるレインボーノイズが欠点で、 これが見える人にはDLPはとても気分が悪くなるそうです。また比較的高価なことも欠点のひとつでしょうか。

液晶の説明と比べてみると画質に関しては非常によいと言えます。ただ唯一の欠点がこの「レインボーノイズ」です。どういった現象なのかについては以下のサイトが分かりやすいです。

(単板式)DLPで唯一の弱点と言われるのが、このレインボーノイズ(カラーブレイキングノイズ)です。映像には含まれていない虹のようなものが見えることから、こう呼ばれているようです。(中略)一方、ホームシアター用のDLPプロジェクターのカラーホイールは6セグメント&2倍速回転=4倍速。6セグメント&2.5倍速回転=5倍速、と高速なものが多く、RGBの切り替え間隔は、4倍速で1.4ms、5倍速で1.1msとなり、2倍速のものと比べ格段にレインボーノイズが見えにくくなることが予想できます。

LVP-HC3800 のカラーホイール仕様は 6 セグメント(RGB RGB)4倍 とあるので比較的高速なようです。しかし見えてしまうとは仕方が無い。。

で、少し検索してみると改善方法があるようです。以下のサイトの虹との遭遇さんのレビューです。

と、過去ログで「レインボーノイズ」で調べたところ、NDフィルターが効果的だとわかりました、さらに調べるとND2とND4を使っている人が多く、レインボーノイズにはND4が効果的だが映像が暗くなると知り、それじゃあND3はないかと調べたら「富士フィルムのNDフルター0.5」がそれ相当とわかり、さっそく購入、フィルム状なのでクリップでレンズ前に取り付けました。「写真2」なんと、レインボーノイズは、ほとんど気にならなくなりました、そのうえ映像も落ち着き、これぞまさしくシネマライク!

これは!と思い同様に富士フイルムの ND フィルター 0.5 を取り付けてみました。結果は!

「やっぱり見えるよ・・・」

自分の動体視力が恨めしい(泣)

しかし、そうは言っても映像自体は非常に美しいです。レインボーノイズが見える箇所も黒背景に白文字のような、強烈なコントラストの部分だけですし。今後プロジェクターの導入を考えている方は是非 DLP 方式と液晶パネル方式の両方を見比べてから購入してください。高い買い物ですからね。

ちなみに近所のヨドバシで液晶パネルのプロジェクタは事前に視聴していました(このときには方式の違いは知りませんでしたが)。エプソンの EH-TW3500 です。

これは確かに液晶の格子模様が見えていました。しかしだいぶスクリーンに寄ったときに見えるくらいで、通常の視聴では問題はないと思います。レンズシフトの機能も付いていますし、比較的使いやすいプロジェクターだと思います。

最後に、中級~高級プロジェクターの比較表です。参考に。


投稿者 napier : 2010年06月19日 21:16


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