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2010年08月03日

デジタル教科書

以前の「光の道」の対談で語られた内容とだいたい一緒なんだろうな、と思います。このときの対談の内容は以下のサイトなどで読めます。

このデジタル教科書に関して、スラドの書き込みは概ね否定的な意見ばかりですね。ハードの耐久性に関してや、デジタル教科書の見本を示してね、職員の教育はどうするの?といった書き込みが見られます。なんという人気者なんだ、孫正義wって感じです。

iPad は引き合いに出されていますが、デジタル教科書が iPad で必要十分かという議論はおいておいて、その他の選択肢も 2015 年になら十分にあるでしょう。こういったデバイスの耐久性について考えると、その製品を作ることができる一番最適な企業は任天堂のような気がします。DS は小学校低学年の子供も十分使っていますし、彼らの日々の使い方に対して十分な耐久性を示しています。Nintendo DSi LL の次は Nintendo 3DS のようですが、その次にタブレット端末を用意していてもなんら不思議なことはありません。ゲームとは真逆の方向であると思われる教育分野へ進出をしても、ゲームの裾野を広げる、の解釈を大きくするとすればそれも十分に視野に入っているでしょう。

DS のヒットで異業種メーカが任天堂プラットフォームに続々参入し続々抜けていった状況は、今後数年 Apple がたどる道の先鞭です。雑誌やテレビでの Apple の持ち上げ具合にはすごいものがありましたし、Apple の製品出荷に関するプレスリリースはかつての任天堂のそれととても酷似して見えます。

任天堂が iPad のようなデバイスを出す場合に問題になるのが、開発者に対するライセンスでしょうね。伝統的なライセンスのモデルを取るか、 現在の iOS/Android のようなモデルを取るか。3DS に遅れて新しいデバイスを発売する場合、それが次世代マシンとして捉えられても不思議ではありません。 1 社からライセンス形態の異なる 2 つのプラットフォームが生まれた場合、とは言っても Microsoft も PC と Xbox という 2 つの異なったプラットフォームがあるわけですし、それが間違った選択になるとは限らないでしょう。

コンテンツ分野、ソフトの開発力を含めても任天堂は “あり” だと思うんですが。少なくとも孫さんにアジられているだけの状況より、岩田さんが考える次の未来が示されると非常に面白いことになると思います。


投稿者 napier : 2010年08月03日 01:48


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