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2005年06月20日
司馬遼太郎の小説のかたち
やっとのことで読み終わりました。実際、読み終わったのは土曜日(6/18)で、その後すぐに竜馬がゆくの ビデオ と勝海舟の ビデオ を借りて見ました(これは失敗でしたが…)。
読んでいるうちから感じていたことに「思ったことはその場で記録しておいた方がよい」というものがあります。丁度最初、「竜馬がゆく」に関して ここ に書いたのは、司馬さんの小説に感じた違和感についてでした。最低限これを書いていることで救われています。というのは私はもう既に小説司馬節が苦も無く読めるようになってしまっています。こうゆう小説のかたちもあるんだな、とカテゴライズが終了してしまっているのです。
日本には自分の経験を題材にして小説を書く「私小説」というかたちがありますが、司馬さんの場合には小説は小説として存在するものの、その中に取材にいったときの自分やその土地の話、触れ合った人々の話が注釈・補足というかたちで本文中にあらわれます。これは普通、一般には巻末のあとがき等でまとめられるべきもので本文中にはあらわれるものではありません。しかし司馬遼太郎の小説にはそれが惜しげもなくちりばめられてるのです。
司馬さんの小説(長編の方です)は歴史をおって読み進めていこうと思っているので、次は「翔ぶが如く」、そして「坂の上の雲」ですね。「翔ぶが如く」では今回感じた、読んでいる途中で感じたことなどはそのまま記録していこうと思います。
さて、ビデオの方はというと、これだけの長編を数時間の作品にまとめるという方が度台、難しいのでしょうね。「勝海舟」の方はまだ見れましたがやはり原作を読んでしまうとビデオの方はきついんかな、、、と思います。いずれ勝海舟に関する小説も読んでみたいと思います。
投稿者 napier : 2005年06月20日 23:41
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