2005年10月19日
practice
煮え切らない友人の言動を見ていて、逆に粋な生き方をした江戸っ子のことを思い出しました。名は十返舎一九(じっぺんしゃいっく 1765~1831)。江戸後期の戯作家で滑稽本を得意とし、代表作として「東海道中膝栗毛」などがあります。彼はとても洒落者であり、有名な逸話としては、死んだあとも人々を驚かせようと自分の体(棺桶?)に花火を仕込んでおき、火葬されたときに花火が打ちあがるようにしておいたそうです。打ちあがった、というのは尾ひれの部類に入るとは思いますが、気分としては辞世の句の
この世をばどりゃお暇(いとま)に線香の煙とともに灰(はい)左様ならにあらわれています。
このエントリに十返舎一九はあまり意味がないのですが(笑)、この十返舎一九を電子辞書で調べようとしたとき、サーチ中に「十篇読むより一遍写せ」ということわざを見つけました。意味は「何度も読むより、一回でも書き写したほうが、内容もよく理解でき、記憶も確かなものになるとういうこと。」で、丁度前回のエントリを思い出します。理系の勉強でも理論や公式を何回も見るだけではあまり意味はなく、実際に計算してみることにより理解を深めることができます。この辺はプログラムやスポーツでも一緒で「習うより慣れよ」という実践、行動が重要なウェイトを占めるものだと思います。
さて、ここでも評論ばかりせずに実践をしよう。。
投稿者 napier : 2005年10月19日 16:39
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