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2006年05月27日

HDDレコーダ

この発表の原文ってどこかで読めるんでしょうか?

調査によると、テレビ放送を直接見る「ライブ視聴」と録画視聴、DVDなどの視聴を含めた映像視聴時間は1週間に27時間強となっており、2005年からほぼ横ばいでその内訳にもほとんど変化はない。HDR非保有者が26.3時間であるのに対し、HDR保有者は27.7時間と視聴時間が長い傾向も2005 年同様で、「HDRを導入したからといってライブ試聴がまったくなくなっているということはない。視聴スタイルには大きな変化はない」と北林氏は分析している。
これを読むと、
映像視聴時間 = ライブ視聴 + 録画視聴
であるだろうことは読み取れますが、ライブ視聴と録画視聴の割合の移り変わりに関する言及がありません。これだとあまり意味がない気がします。
視聴時間に大きな伸びが見られないのに対して、録画による蓄積コンテンツ量には顕著な変化があった。HDRでの録画番組数は26.9番組から37.3番組へと増加。
これは単純に理解ができますが、これが先にあげたライブ視聴、録画視聴による消費に関して言及をおこなわなければ、単にタイムシフトをおこなった視聴が伸びている可能性がある、としか言えません。

これは発表の仕方に問題があるのか報道の仕方に問題があるのか、かなり微妙なエントリであると思います。

結果的にいえるのは、ライブ・録画に関係なく、一般的な人がテレビなどの視聴に費やす時間は、一週間に平均 28 時間以下である、ということです。ハードディスクレコーダはその番組の抽出に使われているに過ぎない、ということが言えるかもしれません。

といっても私もハードディスクレコーダは番組のキャッシュとして使っています。ドラマはできれば全部みたいのですが、次週を楽しみに待つ、というみかたも好きですが、全話終了してからまとめて全部みる、というみかたも意外と好きです。これは生活している周辺環境に影響されるもので、話題としてドラマを使える環境ならリアルタイムで見るのでしょうが、意外とドラマの話をする機会もない場合にはまとめてみたほうが楽である、とも感じます。

マンガ週刊誌でもこの傾向はあるでしょう。週刊連載を読まずに単行本を買うという方法です。私はもうずっと週刊誌ではマンガは読まずに単行本のみを買っています。意外とこの傾向は長く、ハードディスクレコーダの利用はこれを単にテレビ番組に適用しているだけ、とも言えます。


投稿者 napier : 2006年05月27日 17:48


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