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2006年12月24日

ドミノ倒しの先端

我々は消滅する媒介者となって、次の society に介入していこう。

随分懐かしくなる(?) Solid State Society のセリフです。このセリフを初めて聴いたときにも感じたことでしたが
この考え方は以前に思ったことがあるドミノ倒しの先端を思い起こさせます。このドミノ倒しの先端という考え方も、多分 NHK スペシャルの何かの番組だったと思います。遺伝子を残すということの比喩で「ドミノが媒介者」「倒されている先端が遺伝情報」だったと記憶しています。細かく見ていけば突然変異などをどのように説明するかなど難しいのですが、継続される流れという側面に関しては分かりやすい例えであると思いました。

勿論この「ドミノ倒しの先端」が遺伝情報であると仮定した場合、媒介者である「倒れるもの」はドミノで無くてもよく、それが将棋の駒であっても、本であっても構いません。これはこのエントリで示した「出生率の低下」と関連しているのでは無いかとも漠然と考えて書いてはいました。媒介者が人間でなくてもよいという「ドミノ倒しの先端」としての遺伝情報です。

まぁただこの辺は行き過ぎれば淘汰の対象ともなるもので、行き過ぎた環境適応はその環境の変化に対してとても脆くなるという側面も持ち合わせています。現在の常識で説明されるそれは、恐竜の絶滅が端的でしょう。


投稿者 napier : 2006年12月24日 22:09


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