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2007年06月01日
てげてげ
最近グダグダと理論展開の強化方向に走っていました。その辺の不毛さ・・・というか、論理に関しては完全性が証明されていますし(論理体系の完全性)、その辺はもういいかなと思い始めていました。ということを前提にどこに行こうかというときに思い出したのが「てげてげ」です。
「てげてげ」とは宛て字で「大概大概」と書きます。いい加減に、ほどほどに、といった意味の薩摩言葉です。
以前、ずっと司馬遼太郎さんの小説を読んでいました。そこに描かれている薩摩隼人の将帥としての資質に、この「てげてげ」があります。再度引用しますと、
薩摩的将帥というのは、右の三人に共通しているように、おなじ方法を用いる。まず、自分の実務のいっさいをまかせるすぐれた実務家をさがす。それについては、できるだけ自分の感情と利害をおさえて選択する。あとはその実務家のやりいいようにひろい場をつくってやり、なにもかもまかせきってしまう。ただ場をつくる政略だけを担当し、もし実務家が失敗すればさっさと腹を切るという覚悟をきめこむ。かれら三人とおなじ鹿児島城下の加治屋町の出身の東郷平八郎も、そういう薩摩風のやりかたであった。
これに関連して思い出したのが、Mr.Children の Simple です。
マイナス思考で悩みまくった結果
この命さえも無意味だと思う日があるけど
「考え過ぎね」って君が笑うと
もう10代の様な無邪気さがふっと戻んだ
から始まる詩で、彼らの詩の中では一番好きなものかもしれません。
ちょっと「てげてげ」で行こうと思っています。
投稿者 napier : 2007年06月01日 00:17
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