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2007年07月31日

メイリオ

Vista では標準の日本語フォントが MS ゴシックからメイリオフォントに変わっています。このメイリオフォントは若干横長のフォントであるため、MS ゴシックと比べるとなんだか間延びしたような文字となります。

この辺のことを検索すると結構苦労している人もいるようで、メイリオフォントの幅を変更するツールを見つけました。メイリオフォントを使う場合には非常に便利なツールです。

ここで思い出すのはやはり BeOS のフォントレンダリングに関してです。BeOS 上でのフォントの表示はこのメイリオ + 「スクリーンフォントのふちを滑らかにする」のようなアプローチを先取りしていました。小さな文字を表示する場合には、フォントファイル自身にビットマップフォントがあったとしても、自身のレンダラをとおしてレンダリングをした文字が表示されていました。そのため小さなポイントではアンチエイリアシングはかかるのですが、あまり見やすい文字ではなかったと記憶しています。

そのような状況がこのメイリオフォントではおきています。私が使っていて一番厄介に思うのが、メイリオフォントがビットマップフォントを持たないこと、ですね。「スクリーンフォントのふちを滑らかにする」でレンダリングされたフォントは嫌いなので使いたくないのですが、メイリオフォントにはビットマップフォントが存在しません。よって小さなピッチでは汚くレンダリングされたメイリオフォントを見なければならなくなってしまいます。

Meiryo.png

上から「MS P ゴシック」「メイリオ - そのまま」「メイリオ - ClearType」です。

履歴の「歴」なんかはちょっとひどですね。今は ClearType はきれい、と言われているようですが、この文字の左右でカラーが変わっている、ってのは目に優しいんですかね?私は見ていてひっじょうに疲れます。


投稿者 napier : 2007年07月31日 01:33


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