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2008年09月17日

Inkscape ふたたび

Inkscape20080917.jpg

だ~いぶサボっていた Inkscape 絡みの更新です。サボっていた理由は、世間一般でよくある「時間に追われないと何もやらない」という至って普通な状況なのですが・・・、やはり時間に余裕がありすぎるのは問題ですね。何らかのアプローチがあるか待っていたんですが、このままだとデッドロック状態にもなりそうで。

さて、問題だったのは何かというと「自由度がありすぎる」点です。友人の要望を考えると、意外と Word のオートシェイプでできてしまうものはそれを使った方が簡単で修正もやりやすいと思われます。オートシェイプで無理そうなものに関して EPS を使って図版の挿入を行えばよさそうと思ったのですが、そのためにはどれだけこっちの工程が煩雑なのかを示す必要があります。その説明のための検証、が今回の進捗になります。

現状考えている plot data は自前で組んだ内部で頂点の定義をした OpenGL アプリをベースに出力しますが、これを Metasequoia でモデリングしたものにも対応しようとしてその検証を行いました。mqo 自体のロードは以前組んでいたこのアプリから持ってきて、そこから plt データに変換。そこからの流れは GNUPLOT を使うことでかわりはありません。そこから pstoedit で SVG に変換します。

ここで問題となったのが出力される SVG ファイルです。ファイル内部をみるとわかるのですが、3 次元データは polygon points として出力されます(EPS 出力された時点で 3 次元ではないですが、便宜上)。陰線などを破線に変えたい場合、この polygon points で定義されたオブジェクトをパスに変換してさらに分割してあげなければ個々の線分の属性を変えることができません(分割しなければポリゴンで定義された全ての線分の属性が変わってしまうから)。

このステップを如何に楽にするかを考えていてなかなか先に進もうとしなかった、といった感じでした。
(つづく?)


投稿者 napier : 2008年09月17日 01:17


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