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2010年07月24日

ニコ生 電子書籍『AiR』

twitter の #denshi タグをチェックしていて知った番組です。想像していたよりも非常に面白かったです。プレミアム会員の方はタイムシフトで見ることができるので、電子書籍が気になっている方はチェックしてみるといいと思います。

ニコニコの文化はやはりコメントが素晴らしく、ソーシャルリーディングの話になったときには即座にひぐらしが引き合いに出されました。そのときに思ったのが、最近いろんな電子書籍アプリ(あえてアプリという言い方になってしまいますが)が iPad 用にリリースされています。本の電子化という意味でなく、一昔前の言葉で言えばマルチメディア化、といった風合いのものです。音が出たり傾けて何かが転がったり。そして単体アプリであるがため統一された書棚にリスト化されません。

これは誰が求めた「電子書籍」なんでしょう。ひぐらしのコメントで気づいたのは、これってゲームだよね、ってことです。サウンドノベルとかビジュアルノベルと言われるものです。

本当の意味での電子書籍は日本には既に青空文庫がありますし、マンガでは eBookJapan がそうなるんでしょうか。現在進行形の書籍としてこういったものをユーザは求めていると思っています。

ニコ生の方は非常に楽しく見ることができました。ゲストやスピーカーの方も面白く、北川悦吏子さんの話しぶりは初めて目にしましたが「この人、普通に女の人だ」と思ったり(笑)、瀬名秀明さんも初見でしたが非常に興味深い方でした。話の中で出てきた BRAIN VALLEY には興味を惹かれて速攻注文してしまいました。こんなとき電子書籍が実用化されていれば即座にダウンロード可能なのに、と思ってしまいます。

こういう番組が出てくると、テレビって本当に見る機会は少なくていいな、と感じます。三輪明宏さんが以前「お遊戯会のような芝居/番組を見ていて何が楽しいんだろう」というようなことを言っていましたが、その心境に近いですね。


投稿者 napier : 2010年07月24日 01:03


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