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iOS 4.0.1・・・
今まで使っていた PC とは違う PC でインストールをしている最中、(iOS転送用の?) USB ドライバのインストールが始まり、インストールするかのダイアログが出ていたのを知らずに放置していたら、iOS の更新に失敗しました、ですと。転送がタイムアウトしたんでしょうね。そのまま復元しかできずに今までインストールしていたアプリや mp3 がすべて消えました。
その後、いつも使っている PC でバックアップ環境からの復旧を試みましたが、どうもうまくいかず、フォルダ関連はなくなってしまってました。めんどくさ。。
OS の更新をする場合には事前に必要なドライバがインストールされているか確認して欲しいですね。途中で失敗しても前の状態に戻せ、と。初めて Apple 製品を使っていますが、これが Apple Quality なんだろうな、と思った瞬間でした。
App Store 専制体制が堅固になっている中、早いところ Android もしくはその他のプラットフォームが育って欲しいと思います。
2010年07月16日
電子書籍端末
自分が思っているモバイル運用での理想の電子書籍端末の大きさは A5(148mm×210mm) サイズで 1400x1050 くらいの解像度です。この解像度は今使っている Let's note CF-Y5 のもので、それ以外の意味は特にありません。
よくスマートフォンで使われている 800x480 という解像度は 3.7inch という大きさでは非常に精細に見えますが、A5 くらいのサイズになるとピクセルピッチが広くなりすぎてしまいます。その上の解像度、と考えたときにすぐ思い浮かぶのは 1024x768 で、これは iPad の解像度と同じです。 iPad 自身は B5(182mm×257mm) くらいの大きさですが、この解像度はちょっと残念な感じがしています。
4:3 のアスペクトで考えるとその次は 1280x960 になります。 KindleDX が 1200x824 なのでこれくらいでもいいかと思いますが、pdf のドキュメントを見ることを考えると現行使っている Y5 でももう少し解像度が欲しいと思うくらいなので、最低でも 1400x1050 くらい、と思っています。
iPad の発売後に出たパチもんのタブレットは大抵が 800x480 です。これは Nexus One がこの解像度だから、何も考えずそのままの解像度にすれば Android のカスタマイズも必要じゃなくてソフトに工数をかける必要がない、といった面があるんでしょうかね? NEC の LifeTouch もこの解像度というのがとても残念です。
その他電子書籍端末を考えた場合、表示領域とフレーム領域のバランスの問題があります。本は紙自身が表示面で、そのフルの紙面に対して余白がこれくらい、文字や絵を描く部分がここ、というようなバランスで構成されています。電子書籍の場合には間違いなくフレームが表示面の外に存在します。この領域を小さくできればできる程、「本」から「電子書籍」へ移行が違和感無く進むように思います。厚ぼったいフレームの端末は使う気がまず起きません。特に紙に印刷することを前提にした pdf などは余白が多いです(しかしこれは表示領域の変更で意外となんとかなってしまいますね)。
A5 サイズで高解像度の端末、どこか作ってくれませんかねぇ。。
2010年07月11日
東京国際ブックフェア
- 第17回 東京国際ブックフェア(TIBF2010) - 書店への営業、版権取引(著作権取引)、販売のための展示会です。 -
http://www.bookfair.jp/index.html
土曜日に行ってきました。目的は電子書籍端末の動作を見るためです。ざっくりとまわって、実機に触れられたのはだいたい以下の端末です。 Kindle は探したのですがなかったですねー。新しい黒 DX の動作を見たかった。
- LifeTouch(ライフタッチ) : Interop Tokyo 2010 NECグループブースのご案内 | NEC
http://www.nec.co.jp/solution/spfsl/cloud/communicator/index.html - FLEPia (フレッピア) : 富士通フロンテック
http://www.frontech.fujitsu.com/services/products/paper/flepia/ - NetWalker【PC-T1】:シャープ
http://www.sharp.co.jp/netwalker/pct1/ - ミニノート libretto W100 トップページ
http://dynabook.com/pc/catalog/libretto/100621w1/ - All Reader Digital Books | Sony | Sony Style USA
http://www.sonystyle.com/webapp/wcs/stores/servlet/CategoryDisplay?catalogId=10551&storeId=10151&categoryId=8198552921644523779
もっとも期待していたのは NEC の LifeTouch でした。DigInfo TV で Interop 2010 のときの様子が見れます。
- DigInfo TV - NEC Life Touch - Android Device
http://www.diginfo.tv/2010/06/17/10-0095-r-en.php
動きに関してはこの動画と同じでした。滑らかとは言えず、まだまだ高速化が必要だと感じます。デバイス的にはマルチタッチに対応していないとのことで、画面のズームはメニューを出して倍率のスライダを動かすか、画面をダブルクリックすることで拡大がなされます。
コンセプトや画面の大きさは非常にいいところを付いていると思っています。ただ、7 インチディスプレイで 800x480 ピクセルの解像度は 133ppi にしかならず、これは iPad の132 ppi (1024x768, 9.7inch) とほぼ同じですが iPhone3GS 163ppi (480x320, 3.5inch) や iPhone4 326ppi (960x640, 3.5inch) には及びません。そしてやはりドットが目立ちます。
画面に注目してみると SHARP の PC-T1 は非常に綺麗に見えました。 1024x600, 5inch なので 237ppi です。この端末は厚いのと画面が小さいのを何とかすれば非常に興味を惹かれる端末になります。
その他の E-Ink を使った端末は、やはり難点が画面の書き換えスピードですね。わかっているものや時間をかけてゆっくり読むものを対象にする場合にはいいのですが、全体を通してパラパラッと眺めたい用途には全く向きません。この辺はユーザビリティを含めて iPad が飛びぬけています。
FLEPia はこの展示会で初めて知った製品です。大きさは手ごろでいい感じでした。これで液晶搭載の製品があれば見てみたいと思わせるものです。
全体をとおしてみても、まだまだ欲しいと思える端末は現れていませんねー。 iPad の半分くらいの面積で 1/3 くらいの重さの端末があらわれればいいと思っているのですが、そのときには iPhone に続き、また Apple 製品を買ってしまうかもしれません。
最後に、画面の大きさと解像度のまとめです。
LifeTouch | FLEPia | PC-T1 | iPad | iPhone 3GS | iPhone 4 | |
画面サイズ | 800x480 | 1024x768 | 1024x600 | 1024x768 | 480x320 | 960x640 |
インチ数 | 7 | 8 | 5 | 9.7 | 3.5 | 3.5 |
ppi | 133 | 160 | 237 | 132 | 163 | 326 |