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2010年07月27日
丸山ワクチン
- ブログ再開のご挨拶 - 丸山茂雄の音楽予報
http://d.hatena.ne.jp/marusan55/20100627
誰のツイートだったか忘れてしまったのですが丸山茂雄さんがガンであったということ、更に父親があの丸山ワクチンを作った丸山千里博士だったということを知りました。もちろん、この両方のともに驚きました。
丸山茂雄さんは当時、あの SME の社長をしており PS を作った人物の一人。知ったきっかけはかつて放送されていた深夜番組「平成日本のよふけ」だったと思います。
- 丸山茂雄 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/丸山茂雄 - 平成日本のよふけ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/平成日本のよふけ - 平成日本のよふけ 2: 紀伊國屋書店BookWeb
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9974915627
残念ながら書籍の方は入手困難なようですね。今でも覚えているのは、入社式の訓示で新入社員に対し「会社はいつ潰れてしまうか分からないものだから、自分がやりたい仕事をしなさい」といった内容のことを話した、と記憶しています。入社式で会社が潰れることを言うのか、かなり破天荒な人だな、と思った記憶があります。
もう一方の丸山ワクチンに関しては、攻殻機動隊 S.A.C. の村井ワクチンの元ネタになったもの、という認識がやはり強いですね。
- 丸山千里 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/丸山千里 - 丸山ワクチン・オフィシャルサイト
http://vaccine.nms.ac.jp/ - 丸山ワクチン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/丸山ワクチン - 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX#村井ワクチン
そしてまさかこれらのものがリンクしているとは想像したこともありませんでした。
現在、丸山茂雄さんは健康の方は絶好調が続いていらっしゃるようで、改めて丸山ワクチンにも興味がわいてくるところです。上にあげたリンクは非常に興味深く読むことができます。気になった方は是非ご一読を!
ブログの方はガン関連の話題は分離し、以下のブログに引越しされたそうです。
- 丸山茂雄の丸山ワクチンでがん治療・がん予防
http://d.hatena.ne.jp/marusan55+55/
2010年07月24日
ニコ生 電子書籍『AiR』
- 動き出した電子書籍『AiR』、その表も裏もぜんぶ話します - ニコニコ生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv22074460
twitter の #denshi タグをチェックしていて知った番組です。想像していたよりも非常に面白かったです。プレミアム会員の方はタイムシフトで見ることができるので、電子書籍が気になっている方はチェックしてみるといいと思います。
ニコニコの文化はやはりコメントが素晴らしく、ソーシャルリーディングの話になったときには即座にひぐらしが引き合いに出されました。そのときに思ったのが、最近いろんな電子書籍アプリ(あえてアプリという言い方になってしまいますが)が iPad 用にリリースされています。本の電子化という意味でなく、一昔前の言葉で言えばマルチメディア化、といった風合いのものです。音が出たり傾けて何かが転がったり。そして単体アプリであるがため統一された書棚にリスト化されません。
これは誰が求めた「電子書籍」なんでしょう。ひぐらしのコメントで気づいたのは、これってゲームだよね、ってことです。サウンドノベルとかビジュアルノベルと言われるものです。
本当の意味での電子書籍は日本には既に青空文庫がありますし、マンガでは eBookJapan がそうなるんでしょうか。現在進行形の書籍としてこういったものをユーザは求めていると思っています。
ニコ生の方は非常に楽しく見ることができました。ゲストやスピーカーの方も面白く、北川悦吏子さんの話しぶりは初めて目にしましたが「この人、普通に女の人だ」と思ったり(笑)、瀬名秀明さんも初見でしたが非常に興味深い方でした。話の中で出てきた BRAIN VALLEY には興味を惹かれて速攻注文してしまいました。こんなとき電子書籍が実用化されていれば即座にダウンロード可能なのに、と思ってしまいます。
こういう番組が出てくると、テレビって本当に見る機会は少なくていいな、と感じます。三輪明宏さんが以前「お遊戯会のような芝居/番組を見ていて何が楽しいんだろう」というようなことを言っていましたが、その心境に近いですね。
2010年07月23日
借りぐらしのアリエッティ
- 借りぐらしのアリエッティ 公式サイト
http://www.karigurashi.jp/index.html
連休中に見てきました。劇場でジブリ作品を観るのはいつぶりだろうというくらい久しぶりです。この作品は事前の情報を全く知らずに(唯一声優だけは知っていましたが)観て来ました。
以下ネタバレを含みます。
まず思ったのが、何故物語の根幹が「人間」と「人間に見られてはいけない小人」という対立軸で描かれなければならなかったのか、ということです。
劇中、セリフを初めて聴いたときには「借り」が完全に「狩り」に聞かせる様な作りであり、そして人に見られてそこから立ち去る流れは、今までが「仮」の暮らしであったからであるかのよう、でもあります。
人と共に何かが暮らしているという考え方は古くから日本人には馴染みの深い考えであると思います。例えば「座敷童子」。オリジナルの座敷童子に「人に見られたらそこから立ち去らなければならない」という設定があったかどうかは知りませんが、古い家に住み着いておりその家に幸福をもたらすと言われている、という妖怪であったと思います。
さて対立軸に話は戻って、ジブリ作品の根幹には常に何らかの対立軸が設定されています。その対立軸を超えるのは常に人間の側で、その反作用が物語の主軸として描かれます。その事に対しての結末は、物語としての完了形は常にありますがその事を選んだのは劇中の登場人物たちで、観劇する私たちは常にその選択でよかったのかどうなのか、といった選択を意識的にしろ無意識的にしろ迫られている、といえます。
このアリエッティの物語が描かれている時代のずっと前にはきっと「人間」と「小人」たちは共存していたのだろう、と思います。これは勝手な一観劇者の妄想ですが、何故それができなくなってしまったのか。
「小人」というのは「謎」の象徴である、と思います。人が世の中の仕組みを知りたいと思って解明してきた「謎」といわれるもの。神秘的なものや幻想的なものを畏怖する心。天気であったり、昼と夜であったり、太陽や月や星、夏や冬といった自然世界。そういったものを人間の言葉で定義し理解できるようになったとき、それらは「自然」の側から「人間」の側に属することになります。人間が単にそのように錯覚しているに過ぎないのかもしれません。今まで謎と思われていたことを理解することが出来た、というように。
その段階になって「謎」は姿を消します。単に「法則」というような、一見すると味気ない言葉に置き換わります。「小人」は「人間」の前から姿を消さねばなりません。
もちろん、アリエッティを見ればかわいいと思いますし、翔との心の交流の過程は現実における人間同士のそれ自身だと思います。単に「小人」を「人間」に置き換えれば、古い風習に従わざるを得ない一族と別の一族、といった見方さえできるでしょう。
と、自分の思ったリファレンスを記しておいて、他の人がどういう感想を持ったのか web の海を廻ってみようと思います(笑)
2010年07月22日
Lagoa Multiphysics 1.0
- Lagoa Multiphysics 1.0 - Teaser on Vimeo
http://vimeo.com/13457383
Lagoa Multiphysics 1.0 - Teaser from Thiago Costa on Vimeo.
これは見ていて気持ちがいいですね。
はやぶさ、追跡!で放送決定
- 追跡!AtoZブログ:NHK | スタッフから | 【特報】"はやぶさ"放送決定!!
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki-blog/200/54545.html
その一部は、6月に「クローズアップ現代」で放送しましたが、「追跡!」でぜひ続編を放送して欲しい、という番組宛の投票を数多くいただきました。そこで、「はやぶさ完結編」として、より詳細な映像や最新の情報を盛り込んだ特集を「追跡!A to Z」で放送することが決まりました!放送は、7月31日(土曜日)夜10時からの予定です。
おおぉぉ~~!
「クローズアップ現代」はその番組を知らずに見られませんでしたが、今回は間違いなく予約できます。
2010年07月20日
シャープ、電子書籍端末発表
- シャープ、電子書籍端末を年内に発売へ 「次世代XMDF」対応 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/20/news083.html - 「iPad」 攻防 新端末 :日本経済新聞 特集
発表された端末は 5.5 インチと 10.8 インチの 2 種類です。スペック等の詳細はまた今後発表されるようです。 シャープは 5 インチくらいの端末として NetWalker PC-T1 を発売しており、大体のスペックはこれに近いのではないでしょうか。
うーーん、しかし。。この 2 つの中間の大きさが欲しいと思っているので、何とも肩透かしを食らったというのが感想です。と言っても、いろんなメーカがこの市場に参入してくるのは非常に嬉しいですね。
2010年07月17日
Alex
- Alex
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/15/news064.html - Spring Design, Inc.
https://www.springdesign.com/us/index.action
ITmedia で面白い電子書籍端末が紹介されていました。 Android + モノクロ E-Ink (800x600, 6inch) + カラー液晶 (480x320, 3.5inch) で重さは 310g です。日本では 8 月に発売する予定で価格は 3 万円を切るくらいだそうです。
液晶の方は iPhone 3GS と同じ解像度ですね。少し興味を惹かれる製品です。できれば E Ink 側の解像度がもう少し欲しいところです。
iOS 4.0.1・・・
今まで使っていた PC とは違う PC でインストールをしている最中、(iOS転送用の?) USB ドライバのインストールが始まり、インストールするかのダイアログが出ていたのを知らずに放置していたら、iOS の更新に失敗しました、ですと。転送がタイムアウトしたんでしょうね。そのまま復元しかできずに今までインストールしていたアプリや mp3 がすべて消えました。
その後、いつも使っている PC でバックアップ環境からの復旧を試みましたが、どうもうまくいかず、フォルダ関連はなくなってしまってました。めんどくさ。。
OS の更新をする場合には事前に必要なドライバがインストールされているか確認して欲しいですね。途中で失敗しても前の状態に戻せ、と。初めて Apple 製品を使っていますが、これが Apple Quality なんだろうな、と思った瞬間でした。
App Store 専制体制が堅固になっている中、早いところ Android もしくはその他のプラットフォームが育って欲しいと思います。
2010年07月16日
電子書籍端末
自分が思っているモバイル運用での理想の電子書籍端末の大きさは A5(148mm×210mm) サイズで 1400x1050 くらいの解像度です。この解像度は今使っている Let's note CF-Y5 のもので、それ以外の意味は特にありません。
よくスマートフォンで使われている 800x480 という解像度は 3.7inch という大きさでは非常に精細に見えますが、A5 くらいのサイズになるとピクセルピッチが広くなりすぎてしまいます。その上の解像度、と考えたときにすぐ思い浮かぶのは 1024x768 で、これは iPad の解像度と同じです。 iPad 自身は B5(182mm×257mm) くらいの大きさですが、この解像度はちょっと残念な感じがしています。
4:3 のアスペクトで考えるとその次は 1280x960 になります。 KindleDX が 1200x824 なのでこれくらいでもいいかと思いますが、pdf のドキュメントを見ることを考えると現行使っている Y5 でももう少し解像度が欲しいと思うくらいなので、最低でも 1400x1050 くらい、と思っています。
iPad の発売後に出たパチもんのタブレットは大抵が 800x480 です。これは Nexus One がこの解像度だから、何も考えずそのままの解像度にすれば Android のカスタマイズも必要じゃなくてソフトに工数をかける必要がない、といった面があるんでしょうかね? NEC の LifeTouch もこの解像度というのがとても残念です。
その他電子書籍端末を考えた場合、表示領域とフレーム領域のバランスの問題があります。本は紙自身が表示面で、そのフルの紙面に対して余白がこれくらい、文字や絵を描く部分がここ、というようなバランスで構成されています。電子書籍の場合には間違いなくフレームが表示面の外に存在します。この領域を小さくできればできる程、「本」から「電子書籍」へ移行が違和感無く進むように思います。厚ぼったいフレームの端末は使う気がまず起きません。特に紙に印刷することを前提にした pdf などは余白が多いです(しかしこれは表示領域の変更で意外となんとかなってしまいますね)。
A5 サイズで高解像度の端末、どこか作ってくれませんかねぇ。。
2010年07月11日
東京国際ブックフェア
- 第17回 東京国際ブックフェア(TIBF2010) - 書店への営業、版権取引(著作権取引)、販売のための展示会です。 -
http://www.bookfair.jp/index.html
土曜日に行ってきました。目的は電子書籍端末の動作を見るためです。ざっくりとまわって、実機に触れられたのはだいたい以下の端末です。 Kindle は探したのですがなかったですねー。新しい黒 DX の動作を見たかった。
- LifeTouch(ライフタッチ) : Interop Tokyo 2010 NECグループブースのご案内 | NEC
http://www.nec.co.jp/solution/spfsl/cloud/communicator/index.html - FLEPia (フレッピア) : 富士通フロンテック
http://www.frontech.fujitsu.com/services/products/paper/flepia/ - NetWalker【PC-T1】:シャープ
http://www.sharp.co.jp/netwalker/pct1/ - ミニノート libretto W100 トップページ
http://dynabook.com/pc/catalog/libretto/100621w1/ - All Reader Digital Books | Sony | Sony Style USA
http://www.sonystyle.com/webapp/wcs/stores/servlet/CategoryDisplay?catalogId=10551&storeId=10151&categoryId=8198552921644523779
もっとも期待していたのは NEC の LifeTouch でした。DigInfo TV で Interop 2010 のときの様子が見れます。
- DigInfo TV - NEC Life Touch - Android Device
http://www.diginfo.tv/2010/06/17/10-0095-r-en.php
動きに関してはこの動画と同じでした。滑らかとは言えず、まだまだ高速化が必要だと感じます。デバイス的にはマルチタッチに対応していないとのことで、画面のズームはメニューを出して倍率のスライダを動かすか、画面をダブルクリックすることで拡大がなされます。
コンセプトや画面の大きさは非常にいいところを付いていると思っています。ただ、7 インチディスプレイで 800x480 ピクセルの解像度は 133ppi にしかならず、これは iPad の132 ppi (1024x768, 9.7inch) とほぼ同じですが iPhone3GS 163ppi (480x320, 3.5inch) や iPhone4 326ppi (960x640, 3.5inch) には及びません。そしてやはりドットが目立ちます。
画面に注目してみると SHARP の PC-T1 は非常に綺麗に見えました。 1024x600, 5inch なので 237ppi です。この端末は厚いのと画面が小さいのを何とかすれば非常に興味を惹かれる端末になります。
その他の E-Ink を使った端末は、やはり難点が画面の書き換えスピードですね。わかっているものや時間をかけてゆっくり読むものを対象にする場合にはいいのですが、全体を通してパラパラッと眺めたい用途には全く向きません。この辺はユーザビリティを含めて iPad が飛びぬけています。
FLEPia はこの展示会で初めて知った製品です。大きさは手ごろでいい感じでした。これで液晶搭載の製品があれば見てみたいと思わせるものです。
全体をとおしてみても、まだまだ欲しいと思える端末は現れていませんねー。 iPad の半分くらいの面積で 1/3 くらいの重さの端末があらわれればいいと思っているのですが、そのときには iPhone に続き、また Apple 製品を買ってしまうかもしれません。
最後に、画面の大きさと解像度のまとめです。
LifeTouch | FLEPia | PC-T1 | iPad | iPhone 3GS | iPhone 4 | |
画面サイズ | 800x480 | 1024x768 | 1024x600 | 1024x768 | 480x320 | 960x640 |
インチ数 | 7 | 8 | 5 | 9.7 | 3.5 | 3.5 |
ppi | 133 | 160 | 237 | 132 | 163 | 326 |