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2005年09月20日

Progressive, Interlace

週末に液晶モニタを買いました。特にこだわりがあるわけではないので安価な機種です。さらっと見た感じにはピクセル欠け(ふと思い立ってググってみると、「ピクセル欠け 液晶」で 4 件、「ドット欠け 液晶」で 31,200 件なのでドット欠けが正しいようです)はありませんでした。液晶モニタを設置するときに当然ブラウン管モニタを外すのですが、ブラウン管ってこんなに重かったんですね。久しぶりに再確認させられました。これはキレイでもユーザからは敬遠されるなぁと実感した次第です。

ふと今日 誰も「本物のハイビジョン」を知らない (1/4) というコラムを読みました。日常的に HDTV には触れることはありますが、確かにユーザ環境においては非ブラウン管環境が普通なんだよな、とここ最近のテレビ事情を思い出すことになりました。ソニーなどはブラウン管からの薄型テレビへの移行に遅れ、特にテレビ部門において辛酸をなめています。例えば こちら

自分としても液晶よりもブラウン管の映像の方が好きなのですが、ここまで液晶が普及してしまうとどうしょうもないのかもしれません。しかし上のコラムでも言われていることですが、これって 1080i 等のインターレース映像をソースそのものの映像として表示することができないんですよね。HDTV の規格ができたのはここまで液晶などに代表される薄型テレビが普及する前であり、当時の SDTV はユーザ環境においてはブラウン管が当然、また表示方式はインターレースが当然の時代でした。ここ数年の液晶テレビなどのプログレッシブ表示テレビの隆盛は、規格を決めた人びとにとっては想定外な出来事なのかもしれません。

また、こちら では今までのハイビジョンテレビとは別物のテレビであることを宣伝するために「フルHD」という言葉を使っています。最近量販店に行って気づいてたことなのですが、現行の 30 型くらいの D4 入力ができる薄型テレビは大抵 1366x768 なんですよね(イレギュラーなものや、このピクセル数以下のものもあります)。そろそろテレビを買い換えたくていろいろと見ていたのですが、このことに気づいてからは購入を完全に見送ってしまいました。PC のディスプレイに比べて段違いに高すぎると感じたからです。しかし TV チューナーやスピーカーなど、PC のディスプレイに比べて構成する部品も違うわけで、これは当然といえば当然なのかもしれません。


投稿者 napier : 2005年09月20日 22:40


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