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2006年04月04日
出だしが一番たいへん
とりあえず備忘録的に。
Linux は shell から上を使う分には変化はそうない感じですが、kernel 界隈は version 毎に互換性がなかったり関数が減ったり増えたりと、とても変化が激しいようです。また web 上の資料も version 2.0, 2.2, 2.4, 2.6 とそれぞれの情報が混在混線しており、とてもまとまっているとは言えません。こういったことを書くと OSS 原理主義世界の人たちからは「それならあなたの力で・・・」的な、利用するという目的とはかけ離れた本末転倒な方向に話が進みそうなので、こういった話もあまり出ないのかなぁ、という気がしています。
なんとなくですが、Linux などの UNIX 世界では、いろんなことを知っていて当たり前、的な気分がとても濃いように感じます。思想的には CUI と GUI のような感じですね。CUI などのターミナル環境が前提な場合、プログラムやコマンド名などを知らなければ使うことが出来ません。これには最近、グローバル変数文化だな、という感想を持っています。自分の知らないところで突然グローバル変数を宣言されている感じですね。知らなくて当たり前だが存在している、というものです。逆に GUI は見えるものが操作できるものですから、とてもオブジェクト的な世界に見えます。
さて、ドライバ関連で資料を探しているときに、以下のドキュメントを見つけました。
- Linux カーネルハッカーのための Windows I/O システム概説
http://lkh.linux.or.jp/ppt/windows_io_for_linux_hacker.pdf
私は Linux よりは Windows のドライバの方が詳しいのですが、最終ページの○×表を見ると、このドキュメントが書かれてから 5 年たっても世界って変わらないもんだなぁ、と思います。慣れの問題もあるのでしょうが Windbg と kgdb の導入を考えた場合、その労力の差にはため息しか出ません。はぁ…。
投稿者 napier : 2006年04月04日 16:38
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