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2007年09月04日
白洲次郎と Old Man Per
- 幻冬舎 | Goethe
http://www.gentosha.co.jp/goethe/
何となく特集が組まれていたので買ってみました。最近の流行語である「品格」という鼻につく言葉が満載です:D
白洲次郎に関してはあまり新しく知る逸話はありませんでしたが、ちょっとしたダイジェストとしてその人生の軌跡を読み返すことができます。そこで思ったことに「白洲次郎と Old Man Per」という対比があります。
Old Man Per とは、あまりゴルフは詳しくないのですが、「勝負する相手は対戦相手ではなく、そのコースのパーである」といった意味の言葉であったと思います。もう十数年単位(?)前に「あした天気になあれ」(だったと思います)で読んだものだと記憶しています。自分が迷ったときの規範として「白洲次郎だったらどう考えるか」というのが、自分の中での「Old Man Per」になるかな、という気分になりました。
「品格」という言葉を読んだり聴いたりすると「セレブ」や「リスペクト」以上に鼻にかかってイヤなんですが、「プリンシプル」に関しては全くそれを思わないのが不思議です。岡野雅行さんを思い出すと、彼は「プリンシプルのある技術者だな」ということを何気なしに思うことができます。言葉や単語って難しいものです。
投稿者 napier : 2007年09月04日 23:02
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