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2005年08月06日

Steven Paul Jobs(2)

スタンフォード大で配信しているスピーチのムービーを見てみました。ただ、残念なことにこのムービーはスピーチの全てを配信したものではありませんでした。

ファーストインプレッションとして以下の事柄を感じました。

  • google の発音は「グーゴル」と聞こえる
  • Jobs は意外と早口
  • 演説風ではなくて、原稿を読んでいる
  • 全文ではないことが残念

原文の全文は slashdot で読むこととします。


投稿者 napier : 14:42 | トラックバック


2005年08月05日

Steven Paul Jobs

スティーブ・ジョブスのスピーチ
http://pla-net.org/blog/archives/2005/07/post_87.html
久しぶりに心が熱くなるスピーチです。
彼は 1955 年生まれなので今年で 50 歳。彼の人生は 10 年周期で大きな転機が訪れていますね。久しぶりにアップル本を読もうかな、と思いました。

(追記)
このスピーチはビデオでも見れるようです。こちら。また、slashdot では原文の全文が読めます。こちら


投稿者 napier : 08:27 | トラックバック


2005年08月04日

2005.08.04

アップル、日本で邦・洋楽100万曲超すネット配信開始
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050804AT1D0400804082005.html
ついに日本で iTMS がサービスを開始しました。1曲あたり150~200円で販売するようです。

「Sleipnir 2.00」のβ2公開
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000061-zdn_n-sci
友人から紹介されるまで知らなかったブラウザです。いろいろと紆余曲折があったようですが、RSS リーダーの機能も付いてβ2が公開されました。


投稿者 napier : 13:02 | トラックバック


2005年08月03日

半島を出よ(3)

上巻を読み終わりました。結構引き込まれますね。中盤から加速度がついていき、勢いで上巻を読み終わってしまったという感じです。

興味深く読んでいたのですが、まず気になった点。記者会見において横川と言う新聞記者が高麗遠征軍に対して質問するのですが(上巻p267)、

横川が、政治的危険分子と重犯罪人の逮捕ということですが、その法的な根拠はどこにあるんですか、と質問した。
「つまりですね。どの国の法律が適用されるのかということですが」
チェ・スリョン中尉とハン・スンジン司令官が顔を見合わせている。横川という記者は油断できないと気づいたようだ。
って、これ普通、誰でも気になることを質問しただけのような気が…。また、ここでも 最初に書いた 「目的が適当すぎ…。」に絡むのですが、この福岡統治の原案は(北朝鮮の指導部ではなく)この高麗遠征軍の将校が考えています。これは(上巻p256)、
ハン・スンジン司令官は、人間性によってわたしたちは必ず共存しうるのです、と短く演説を締めて、パク・ミョンを呼び、共存統治基本計画書を配るように命じた。パク・ミョンが徹夜で取り組み、この会見の四十分前に書き上げた基本計画書だった。
でわかります。本来ならこういった計画書は事前に用意しておくべきものです。徹夜とか四時間前とか、ここでは一夜漬け的な雰囲気が前面に出ています。

と、ここまで上巻を確認しながらつらつらとまとめていたのですが、これってよく考えると明治初期に日本で起こった征韓論争の北朝鮮版ですね。明治初期は維新を成し遂げた薩摩藩士達がまだまだ血気盛んであり、しかし政府は士農工商の身分制度を廃止して維新の立役者であった武士達をお役御免としてしまいました。これに憤った武士たちの死地(武士の本懐は如何にして死すか、というような意味です)を西郷は見出そうとして、結果的に朝鮮半島への出兵へと繋がるであろう、遣韓大使の役を得ようとします。「半島を出よ」では、保守的な強硬派の将軍に指揮されていて、将来の統一の妨げになるであろう軍の部隊を厄介払いするようにこの作戦に宛てています。

これが本当に狙いであるならば、「目的が適当すぎ…。」という私の感想は浅慮だったのかもしれません。北朝鮮にとってみればお荷物の厄介払いができて、大体の方針は決めておくが詳細な方法はそのお荷物に考えさせて、現地に着いたら本国からの補給は全くないため現地でうまく調達させて、等等。

どっちもどっちということで「ウィンダリア-童話めいた戦史」を思い出しました。主題とかそういうのではなくて、国家間の状況に関してです。これは15年以上前ですね、読んだのは。すっかり忘れてますが、いいリンクが見つからないので記憶で書くと。大国だけどグダグダの国家(A)と、小国だけど血気盛んな国家(B)がありました。戦争になるのですが、(A)は数に物を言わせるが腐敗しきっていて士気はあがらずグダグダ、(B)は士気はあるのだが如何せん数では勝負にならない、といった内容だったと思います(明らかにジャンルが違うので「半島を出よ」とは繋がりませんね…)。

発散してしまったので備忘録として何点か。ストックホルム症候群に関する言及があります(p352)(「ジョビジョバ大ピンチ」や「スペーストラベラーズ」もこのネタ)。しかし、裏を返せばブロークンウィンドウズ理論で見れなくなくもないかもしれません。日本人であるのに占領軍に対して見方をする、便宜を図る、等々。状況に応じて罪悪感の価値が変わっていきます。また、上巻最終章の「大濠公園にて」の描写ですが、秀逸です。ここを読むスピードはマッハでした。


投稿者 napier : 23:49 | トラックバック


2005年08月02日

半島を出よ(2)

福岡ドームは高麗遠征軍に占拠され、福岡は高麗遠征軍と共に日本から独立すると言う発表を記者会見で行います。この発表は政府を動揺させ、厳密にはまだ動揺のみを起こさせている部分までしか読んでいません。敵性判断をするとも友好判断をするともなく会議は空転(というか停滞)しています。

占拠・独立ネタとしてはなつかしの「沈黙の艦隊」が思い出されます。これは海自のある部隊(だったかな?)が日米合同で作った最新鋭原潜を占拠し「独立国家やまと」として日本から独立を宣言する部分から話が展開します(もう10年以上前に読んだ記憶だけですので詳細は間違ってるかもしれません。そういえば当時、深夜放送で「独立国家やまと」に関する討論番組をやってましたね。枡添要一さんが出ていた記憶だけあります)。

「半島を出よ」と「沈黙の艦隊」を比べた場合、心情的には「沈黙の艦隊」の方が痛快ではあります。これは日本の国土が占拠されたわけではないという、そのもの心情的な理由です。現実的な問題として考えた場合、単に構成員が全て日本人であるという理由で「独立国家やまと」の方が「高麗遠征軍によって独立した福岡」より平和的であるかと言うことは議論はできません。「独立国家やまと」は原子力潜水艦であり、核武装をしているかもしれないという懸念材料があります。また、こういった独立行為を日本人が行ってしまったという当事者としての問題意識もあります。

日本人によるクーデターと言う意味では「亡国のイージス」も同様な話でありそうです。久々に 梅田さん とこを見たら 面白いエントリー がありました。ここで紹介されていた michikaifuさん の、このエントリー です。ちょっと引用すると、

ストーリーの中で今でも一つだけ納得のいかない部分がある。私は原作の小説も読んでいるが、その原作からも引きずっている弱み、それは、テロリストと組んで反乱を起こす副艦長(小説では艦長)とその腹心の部下の「動機」である。副艦長には、「息子を日本政府に殺された」という恨みもあり、「この国は、オレたちともども、一度滅びるほうがいいんだ」といったセリフを吐き、特に小説では細かく心情の説明もあるのだが、どう説明されても、祖国を裏切り、これほどの大犯罪を起こし、自分の半生を捧げてきた信条と組織を踏みにじり、信頼してきた同僚さえもそのために殺戮するという行為の動機として、十分大きいとは私にはどうしても思えないのだ。
この文を読んだときに思い出したのが「劇場版パトレイバー2」でした。

「劇場版パトレイバー2」では独立と言ったような行為は行われません。状況としては、劇中に後藤隊長が榊さんに対して言っている部分を引用します。

そりゃまあ、不平や不満はあるでしょうけど、今この国で反乱をおこさなきゃならん理由が、たとえ一部であれ、自衛隊の中であると思いますか?しかもこれだけの行動を起こしておきながら、中枢の占拠も政治的要求もなし。そんなクーデターがあるもんですか。政治的要求がでないのは、そんなものがもともと存在しないからだ。情報を中断し混乱させる。それが手段ではなく目的だったんですよ。これはクーデターを偽装したテロに過ぎない。それもある種の思想を実現するための、確信犯の犯行だ。戦争状況を作り出すこと。いや、首都を舞台に戦争という時間を演出すること。犯人の狙いはこの一点にある。犯人を探し出して逮捕する以外に、この状況を終わらせる方法はない。
主人公達が警察であるため、こういった展開になっています。

2005年08月01日

半島を出よ

友達から借りてしまいました。ので、「翔ぶが如く」は小休止です。

村上龍作品はもう何年読んでないんでしょうか。学生時代に「愛と幻想のファシズム」を読んで以来、デビュー作から時間を辿って読んでいたことがありました。多分、エッセイ集を最後に読まなくなったのだと思います。それからは PC に傾倒しましたね。

まだプロローグ2だけを読み終わった段階ですが、このプロローグ2の最後。目的が適当すぎ…。これってどうなんでしょうか。読み終わった後には感心していたいものです。


投稿者 napier : 21:44 | トラックバック


drama link

夏クールのドラマが始まって一ヶ月ですが、今回のドラマ内では話がつながっているものがあります。スローダンス電車男です。

これは具体的に役者さんがセリフとしていっているもので、温水洋一さんがそれですね。スローダンスでは教習所に通っている生徒役ですが、電車男ではスレの住人として、「私も教習所に通っているんです」といったセリフを言っています。つか、スローダンスでは婚約していると言ってたんでまた電車男をチェックしなおしてみると面白い発見があるかもしれません。公式でもしっかりリンクされてますね。こちらこちら

あとは個人的なドラマ記憶として、電車男に出演している豊原功補さん。彼は「妹よ」に出演していました(うわ、リンクできないくらい情報がないです…)。1994Q4のドラマです。彼のセリフで覚えてるのは「君がお茶漬けちゃんか~」と和久井映見に言ったセリフです。このセリフのために記憶に刷り込まれていると言っても過言ではありません。これも google 先生に聞いてもここしかないですね。。。やはり 10 年前のドラマの情報は少ないです。

彼が出演した瞬間に書こうと思ったんですが、やはりその瞬間に書かないと忘れてしまうものですね。録画を見て思い出しました。

今クールのドラマは消化不良中で、しっかり追ってるのは電車男だけ。スローダンスがあと一週で(もう今日で二週分だ…)、女王の教室、いま、会いに行きます、などが全く見れていません。時間を作らねば。


投稿者 napier : 00:11 | トラックバック


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