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2010年02月24日
第四間氷期
- 第四間氷期 (新潮文庫)
阿部公房
昭和 33.07 ~ 34.03 雑誌『世界』に連載
第四間氷期 - Wikipedia
タイムマシンものはひとまずおいておき阿部公房を読んでいます。最初は友人に進められた『第四間氷期』です。意外なことにタイムマシンと関連して思考することもできました。今回はまとめというよりも読んでいたときのメモを備忘録的に。
- モスクワ1号 共産主義を意味する?計画経済を想定?
- 見られる側 トゥルーマンショウ サトラレ
- 当を得る 的を射る (ちゃんと使い分け)
- 機械のことを知っちゃっている、条件が純粋じゃない 量子状態がコヒーレントでない?
- 掻爬そうは 前腎ぜんじん 鰓裂さいれつ
- p210 知るという言葉の正しい意味 : 一面は正しい。混沌と秩序は紙一重。カオス理論、アトラクター。
- p259 質的現実と量的現実とは?仮定的現実(理想空間、デカルト座標系、ニュートン的理想空間)と実際の物理的現実?いや、仮定を含んだ可能性としての量、か?
もう一度質的現実に綜合とは?現実空間へのフィードバック? - 時間と確率の等価性。未来を知ることと確率として占うことは同値でないか?
- セネデスムス クロレラの一種
- がえんじる(肯じる)
- ニュータイプとオールドタイプ 地上という重力、常識という重力
読み出し冒頭に想像した展開とは全く別の方向に話しが進む小説でした。しかし面白かったですね。今まで阿部公房を読んだことがなかったのが勿体無いと感じることができた作品でした。上はメモ一覧で最後の方ではガンダムしか浮かばなくなっていました(笑)
もう少しいろいろと考えてみてまとまったら次のエントリをしようと思ってます(既に『砂の女』を読み始めてしまっていますが・・・)。
投稿者 napier : 2010年02月24日 01:45