« 2005年05月 | メイン | 2005年07月 »
2005年06月24日
Winny
「仁義なきキンタマ」が原発情報流出
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/23/news084.html
私物パソコンから捜査情報が流出、愛知県警巡査ら処分
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050624i405.htm
このウィルスの厄介なところは、感染したことに当人が気づくよりも早く発症し(ここでいう発症の定義は、公開されるべきでない情報の入ったファイルが Winny ネットの中で共有されてしまった状態とします)、かつその公開されたファイル自身もウィルスを媒介しているということです。生物に対するウィルスはその宿主に対して悪影響をあたえウィルス自身の増加も招きますが、この「仁義なきキンタマ」はまさしくウィルスの習性にのっとった活動を行います。
この「仁義なきキンタマ」ウィルスの拡散傾向はエイズウィルスの拡散と傾向が似ているかもしれません。どちらも表立って感染したことが分かる前に 2 次、3 次の感染を引き起こします。また Winny の利用者は「自分だけは感染しないだろう」という根拠のない安心をしています。更に表立って Winny を使っているとも言えるわけではありません。現在の社会的に。
P2P におけるファイル分散の状況に関する研究は、現実世界のウィルス分散のシミュレーションとして有効かもしれません。
2005年06月23日
2005.06.23
「太陽帆船」は打ち上げ失敗と、ロシア航空宇宙局
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200506220025.html
うはぁ…失敗だそうです。宇宙と言うのはまだ特殊な領域なのかもしれません。
原発内部情報がネット流出 「ウィニー」にウイルス
http://www.asahi.com/national/update/0623/TKY200506230188.html
Winny 関連の情報流出が最近頻発しています。最悪、one point wall を全てのプロバイダが搭載することになるんでしょうかねぇ。政治的スキャンダルが Winny で続発すれば気運は高まるかもしれません。
ForceWare 77.72
GeForce の新しいドライバがリリースされました。
http://www.nvidia.com/object/winxp_2k_77.72.html
Developer News Letter からの情報です。news letter はこちらです。
2005年06月22日
2005.06.22
宇宙ヨット:太陽光で進む「コスモス1」、打ち上げへ
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050621org00m300083000c.html
宇宙開拓において、月面旅行が可能だといって新聞で批判された人は誰でしたっけ?ゴダードだったかな?(新聞はニューヨークタイムズだった気が…記憶があやふや)
アポロが月面着陸したときにその新聞に50年前(?)の記事に対する謝罪記事が載った逸話があったと記憶していますが、宇宙開発とは非常に興味深いものです。
佐藤隆太にしっぽが!?ネットでクドカン映画無料配信
http://news.goo.ne.jp/news/sanspo/geino/20050622/120050622008.html
http://www.n-shake.jp/ で 7/8 から無料配信だそうです。直感、「CROSS」みたいなノリかなーと思ったら、「CROSS」自身もインターネット配信を前提として作られていたらしいです。すっかり忘れてた。
アップルに特許侵害の疑い--iTunesのインターフェースで米企業が提訴
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20084632,00.htm
ソフトウェア関連における特許問題はいつまで続くんでしょうね。ちょっと前では Amazon の 1-Click 特許や最近では松下のヘルプアイコン特許など、かなり騒がれました。
ゴダードであってました。ソースは Wiki です。大体記憶どおりでしたが、詳細はやはり検証すべきものですね。ゴダードの話を最初に知ったのはかつてヤングジャンプで連載していた「栄光なき天才達」だったと思います。このマンガも久しぶりに読みたいですね。(2005.06.23)
2005年06月20日
司馬遼太郎の小説のかたち
やっとのことで読み終わりました。実際、読み終わったのは土曜日(6/18)で、その後すぐに竜馬がゆくの ビデオ と勝海舟の ビデオ を借りて見ました(これは失敗でしたが…)。
読んでいるうちから感じていたことに「思ったことはその場で記録しておいた方がよい」というものがあります。丁度最初、「竜馬がゆく」に関して ここ に書いたのは、司馬さんの小説に感じた違和感についてでした。最低限これを書いていることで救われています。というのは私はもう既に小説司馬節が苦も無く読めるようになってしまっています。こうゆう小説のかたちもあるんだな、とカテゴライズが終了してしまっているのです。
日本には自分の経験を題材にして小説を書く「私小説」というかたちがありますが、司馬さんの場合には小説は小説として存在するものの、その中に取材にいったときの自分やその土地の話、触れ合った人々の話が注釈・補足というかたちで本文中にあらわれます。これは普通、一般には巻末のあとがき等でまとめられるべきもので本文中にはあらわれるものではありません。しかし司馬遼太郎の小説にはそれが惜しげもなくちりばめられてるのです。
司馬さんの小説(長編の方です)は歴史をおって読み進めていこうと思っているので、次は「翔ぶが如く」、そして「坂の上の雲」ですね。「翔ぶが如く」では今回感じた、読んでいる途中で感じたことなどはそのまま記録していこうと思います。
さて、ビデオの方はというと、これだけの長編を数時間の作品にまとめるという方が度台、難しいのでしょうね。「勝海舟」の方はまだ見れましたがやはり原作を読んでしまうとビデオの方はきついんかな、、、と思います。いずれ勝海舟に関する小説も読んでみたいと思います。
2005年06月17日
2005.06.17
クドカン強し!! ドラマ中間満足度『タイガー&ドラゴン』が1位!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000001-oric-ent
「瑠璃の島」もランクアップとのこと。
Xbox、他社機との接続検討=ソニーや任天堂に提携打診-マイクロソフト
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050616-00000182-jij-bus_all
「竜馬がゆく」を読んでいるせいか、現代版薩長同盟といったらどことどこだろうとよく考えます。ゲーム業界では
天皇・公家:任天堂
長州:SCE
薩摩:Microsoft
ですかねぇ。SCE は八月十八日の政変以降の落ち目がちな頃の長州に重なります。
2005年06月15日
2005年06月12日
竜馬がゆく
「お~い!竜馬」からの流れで「竜馬がゆく」を読んでいます。
司馬遼太郎さんは、以前「この国のかたち」を読んで以来です。と言ってもたいして読み続けもせず、文庫で2冊くらいしか読んでいません。あまり「文春文庫」というのが肌に合わない部分があり、ひとつに文字がでかい。そして、司馬さんの文体を読みなれていない、というのもありました。
司馬さんを読もうと思ったきっかけは「知ってるつもり!?」で紹介されていたときですから、もう6年前(いや、まだ6年か…)です。
今回「竜馬がゆく」を読んでいても当時感じた「司馬遼太郎の文体」に対するかわらぬ違和感を感じます(まぁ文はそこで変わらないわけですし、自分も変わってないということでしょうか)。この本は小説なのですが、今までに読んできた小説の体から外れていると感じます。突然、注釈や作者の横話が入ってきます。これは氏自身が元新聞記者だったという経験から来るものなのでしょうか。そんなわけで違和感を感じながらも「竜馬がゆく」の世界を堪能しています。
しかしおかしなもので、巻も3つを数える頃にはこの文体に慣れてきたせいか、この司馬節を非常に心地よく感じています。ひとつ難を言えば、ひらがなが多いこと。意図的になのか、こうひらがなをちりばめる理由がわかりません。1998年に新装版となったようですが、原書で読んでみたいと思っています。