2007年02月12日
愛がない
ハチマキ : だいたいなんだっつーの
テメーのその「愛」ってのは!?
思い込みじゃねーってんなら
定義を明確にしてみろ!
存在の証明をしろ!タナベ : うわ!
ガキ!!
一般化しなければ
理解できないなんて
科学盲信もいいとこよ!!プラネテス 2 巻 ISBN: 4-06-328778-5
タイトルはプラネテスの登場人物であるタナベの口癖です。ここのセリフは多分マンガだけのオリジナルだと思います。このセリフを読んだときにふと思ったのが、ニーチェの言う「神は死んだ」でした。そして神が死んだとされる 19 世紀を 2 世紀ほど経て、「愛は死んだ」という時代に来たのかな、とふと思いました。
勿論、神は死んではいないでしょうし、愛は死んではいないでしょう。しかしこれを対立軸として捉えたとき、20 世紀の Love & Peace もその視野に入らざるを得ません。天上界に神がいるとされ、それが空の上にあると考えられていた時代、人の心に愛があるとされ、それを表すのが音楽だった時代を超えて、とまぁ定義定義と行くと抜け出せない袋小路に陥ってしまうんでしょうね。
2007年02月03日
柳沢発言
- 柳沢厚労相:辞任否定「まったく念頭にない」-行政:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070203k0000m010131000c.html - asahi.com:救えぬ失言 柳沢厚労相「産む機械」 首相が謝罪 - 政治
http://www.asahi.com/politics/update/0201/007.html
所謂「子どもを産む機械」発言です。政治の場では言ってはいけない言葉ですが、文学の分野では結構平気で(?)扱われています。例えばご存知「家畜人ヤプー」ですね。Yahoo も語源を辿れば「ガリヴァ-旅行記」のヤフーに依拠しています。
「家畜人ヤプー」はあまり読むことはオススメしませんが(^^; 時期が時期だけにご興味がある方はどうぞ。
2007年01月17日
政治力
- nikkeiBPnet on Yahoo!ニュース 2007年展望:経済 官僚社会主義ニッポンの行方は明るいのか?
http://headlines.yahoo.co.jp/column/bp/detail/20070110-00000000-nkbp-bus_all.html - 未熟な安倍内閣が許した危険な官僚暴走の時代 - ビジネススタイル - nikkei BPnet
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/061227_kanryou/index.html
普通に Yahoo News を読んでいたときにリンクがあり、思わず読んでしまいました。結構面白いエントリです。「官僚社会主義」という言葉は言えてるなぁと思いました。これが元ネタなんですかね? 2002Q4 の本です。
しかしこういった歪んだ構造がいつまで続くとも限らないとは思うんですが、この官僚という仕組みが存在する限りは無理なんでしょうね。このエントリで引用した「日本の政府は結局太政官ですね。」から一向に変わっていないのだろうと思います。
日本は見栄と建前の社会ですし「臭いもにはふたを」の精神でもありますし「長いものには巻かれろ」や「勝てば官軍」「出る杭は打たれる」的なこと多数です。
・・・う~ん、酔ってネガティブな感じなので、また改めて考えてみます。
2007年01月13日
2006年12月24日
ドミノ倒しの先端
我々は消滅する媒介者となって、次の society に介入していこう。
随分懐かしくなる(?) Solid State Society のセリフです。このセリフを初めて聴いたときにも感じたことでしたが
この考え方は以前に思ったことがあるドミノ倒しの先端を思い起こさせます。このドミノ倒しの先端という考え方も、多分 NHK スペシャルの何かの番組だったと思います。遺伝子を残すということの比喩で「ドミノが媒介者」「倒されている先端が遺伝情報」だったと記憶しています。細かく見ていけば突然変異などをどのように説明するかなど難しいのですが、継続される流れという側面に関しては分かりやすい例えであると思いました。
勿論この「ドミノ倒しの先端」が遺伝情報であると仮定した場合、媒介者である「倒れるもの」はドミノで無くてもよく、それが将棋の駒であっても、本であっても構いません。これはこのエントリで示した「出生率の低下」と関連しているのでは無いかとも漠然と考えて書いてはいました。媒介者が人間でなくてもよいという「ドミノ倒しの先端」としての遺伝情報です。
まぁただこの辺は行き過ぎれば淘汰の対象ともなるもので、行き過ぎた環境適応はその環境の変化に対してとても脆くなるという側面も持ち合わせています。現在の常識で説明されるそれは、恐竜の絶滅が端的でしょう。
2006年11月29日
Dependency Injection
今後カテゴリを増やすことになるかもしれませんが、とりあえず blog カテゴリで。
アプリ側に戻ってみて驚いたのは、未だに世(?)が混沌としていることです。ここ数ヶ月担当してみて分かったのが、どうやら DI+AOP が現在の流行でありそうだ、ということでした。
それそれの言葉の定義は、
DI | Dependency Injection |
AOP | Aspect Oriented Programming |
な、感じだそうです。それぞれ、こちら(DI)とこちら(AOP)などを参照のこと。
この辺の話を知る前のことなのですが、「アスペクト指向入門」という本を読んで、「アスペクト指向ってなんだか気持の悪い考え方だなぁ」と思っていたばかりでした。気持悪いと思った理由は、アドバイスを外から接続することができるという機構が、です。それこそが AOP の特徴ではあると思うのですが、ある特定の処理を想定して作ったモノに対して、「その思想を曲げるような処理を追加すること」が気持悪く感じたからです。また、そのアドバイスも無尽蔵に追加することが(言語上)可能でしょうし、そうなった場合のコードの可読性は非常に低いものになるだろうと思ったからです。
既存の動作しているコードに手を加えたくない(≒誤動作を与える可能性がある)からといって、それに対して単純にコードを“足す”といった考え方はあまり好きではありません。要求とともにコードは変化していくものですが、それは「目的」が変わった(含追加された)ものであるため、初期のコードとは変わってあたりまえだと思うからです。単純に接木を繰り返していくような考え方は、新たにそのコードを保守することになった人に対して 0 から始めることに比べて数倍の労力を背負わせることになります。
DI に関しても私はまだ懐疑的で(といって、ちゃんとまだ検証等もしてないので「感覚」で言ってるのですが)、DI の要は、インタフェイスを固定することによって外部定義された設定(大抵は XML )によって生成されるオブジェクトを変更することができる、またそれに伴い単体テストの効率を上げることが出来る、といった部分だと思いますが、それって何ら昔から言われている「他のモジュールに依存する部分は、ドライバ・スタブを作る」という考え方と何ら変わることがありません。それが単にオブジェクトビルダ等に代表されるコンテナが担うと言うこと、実行時にインスタンスが決定される(インタフェイスは統一)という部分が違うだけです。Win32 で例えると GetProcAddress が“安全”に出来る、というのが要になるんでしょう(勿論この安全に、が重要ではあると思うのですが)。
と、まぁ私はこれらの技術が今ところ好きではありません。DI などはコードの可読性を極端に低くする技術とすら思っています。というのも、この辺の技術を全く知らずに今のプロジェクトに投入されたからなんですけどねぇ。。ある程度出来上がっているソースを説明もほぼなしに渡されて「こんな感じの考え方でよろしくね」って DI の説明もなしにってちょっと無茶だと思いました。
さてそんなわけですが、GUI に対する EventHandler の += 的な考え方は AOP なのかな?と今では思っています。あるイベントがあったときのハンドラを、そのクラスを継承せずに書ける、と言う意味でです。コードを書くのは楽なんですが、これ、まじめにデバッグしようとした場合、どこにブレークを張っていいかちょっと悩むんですよね。この辺はまた次回に。
2006年10月23日
コード・ブレーキング
- アンフェア - the special - 『コード・ブレーキング - 暗号解読』
http://www.ktv.co.jp/unfair/drama.html
篠原涼子さんのアンフェアのスペシャルの副題が「コード・ブレーキング」でした。劇中でも暗号解読のシーンがみられます。
この中で扱われたのは 42 word を暗号のキーとしたもので、8bit * 42 = 336bit の暗号と言う事になります。録画を見てたときは「ブルートフォースアタックできるんじゃないかな?」と思っていたのですが、bit 数を考えてみて「これはきついな」と思いました(笑) ただ、キーは全てキーボードから入力される文字と仮定して 7bit * 42 = 294bit と考えることも出来ますね。
物語は 2 時間枠ということもあり、ドラマ版のアンフェアと比べると展開が早すぎに感じました。この辺はドラマ時間に慣れた私の感覚ですし、映画に慣れている人が見ればそれなりだったのかもしれません。
次は映画版だそうで、まだまだ雪平夏見の活躍を見ることが出来ます。
- アンフェア・ザ・ムービー
http://www.ktv.co.jp/unfair/