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2006年04月28日

2006.04.28

ITmedia +D Games:任天堂「レボリューション(仮称)」の正式名称が「Wii(ウィー)」に決定
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0604/28/news010.html
名称が発表されましたが、なんだか /.J で盛り上がってます。

いろいろと勉強になります。

本当はすごい「Windowsの互換性維持」:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060427/236520/
これはアプリケーション寄りの話ですが、ドライバに関しても 2000 以降でいえばほぼ安定しています。Linux とは大違い。アプリの互換性に関しては以下のエントリがはじめてそれを意識させられたものでした。

アプリケーションに限っていえば Linux もそれなりなんでしょうけれども。しかし OSS は「ソースを公開するという逃げ」とも思えてしまいます。 こんな感じです。

Google無償3DデザインソフトGoogle SketchUp - まずはWindows版、Mac版も後日 (MYCOM PC WEB)
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2006/04/28/341.html
こうやって様々なサービスやアプリケーションの発表をみると、以前言われていた GoogleOS なんてものは Google は考えていないんだろうな、と思えます。狙ってるのは Post Office というか、サービス/アプリケーションの分野ですね。


投稿者 napier : 18:53 | トラックバック


すごいタイミング

エントリと日替わりランダム次世代くんの内容、すごいタイミングで見てしまいました。
shimayama.png
(c)島国大和のド畜生


投稿者 napier : 13:47 | トラックバック


堀江被告、保釈

逮捕が 1 月 23 日で、保釈が 4 月 26 日、94日ぶりに拘置所を出所だそうです。だいぶ痩せましたね。また 1 週間程度はテレビがこの話題で賑わいそうです。


投稿者 napier : 00:58 | トラックバック


kernel debugging

ユーザ空間のデバッグが一段落し、次にカーネル空間のデバッグをしなければならなくなっています。カーネル空間のデバッグにはいろいろとツールがあるようですが C のソースレベルでデバッグが可能なのは探した限りやはり kgdb が一般的のようです。

しかしこの kgdb の導入/運用に関する日本語の具体的で有用な情報ってほとんどないんですよね。IBM のサイトに

といった情報もありましたが、私にとってみると情報量はほとんど 0 です。

また、日本のメーリングリストを検索してみても kgdb に関しては放置されるのが現状のようです。

いくら OSS といってソースがあるといっても、それを運用する方法がわからないんであれば意味がありません。質問しても放置されるようじゃ誰も質問なんてしないですよね…。

結局英語圏の情報を見るのが手っ取り早そうです。


投稿者 napier : 00:26 | トラックバック


2006年04月27日

2006.04.27

ITmedia ビジネスモバイル:KDDIと三菱東京UFJ銀行、「モバイルネット銀行」を設立
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0604/26/news064.html
ちょっと興味をひかれたので。

【レポート】RSA Conference Japan 2006 - 米Symantec CISOメイサー氏、基調講演 (1) 攻撃はよりプロフェッショナルに、より組織的に (MYCOM PC WEB)
http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2006/04/26/rsa1/
RSA Conference Japan 2006 が 26, 27 日の 2 日間開催されたようです。

政府、ウィニー対策ソフトを開発へ 実用化は不透明 (朝日新聞) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060427/K2006042604040.html
「泣いて馬謖切る」という故事成語を思い出します。さっさと裁判を終わらせて開発者に対応してもらった方が絶対にいいと思うのですが、何事にも杓子定規ですねぇ。


投稿者 napier : 13:13 | トラックバック


2006年04月25日

Sun, CEO 交代

Sun で CEO が交代したようです。ここで思い出すのは梅田さんの CNET での Blog です。

この時点(2004.08.03)で株価が 4 ドル。現在は 5.37 ドルだそうです。どういう方向に転換していくんでしょうね。


投稿者 napier : 23:43 | トラックバック


2006年04月24日

April 2006 DirectX SDK

DirectX SDK の定期バージョンアップが行われていました。
April 2006 DirectX SDK
http://www.microsoft.com/japan/msdn/directx/downloads.aspx
日本では 4/18 日ですが、米国では 4/10 ですね。実質 1 週遅れでした。

今回の更新は

  • ツール
  • Direct3D 10 Technology Preview
  • Windows Vista Game Explorer (Beta)
  • XInput
  • Microsoft Cross-Platform Audio Creation Tool (XACT)
  • 技術情報の更新

ということで、ツールの更新がメインのようです。DirectX10 のライブラリ(リファレンス ラスタライザ、デバッグ レイヤ、D3DX10) に関しては February 2006 からの変更は無いようです。その代わりサンプルが追加されているようです。


投稿者 napier : 23:35 | トラックバック


踊る大捜査線

テレビ版を未見だったことを友達に話したら驚かれてしまい(まぁそれはそうかもしれません…)、ついにビデオを借りてきて観てしまいました。1997 年の Q1 ですので、実質 9 年前のドラマになります。そんなに昔だったのかと思います。

これは効果的には「エヴァ以降」の作品ですね(いわゆる「エヴァ以降」とは異なります)。監督がこういった手法が好きなのかな、と思います。BGM でもテロップでも、それを思わせる手法が多々観られます。また随分以前に読んだ何かの雑誌にパトレイバーとの対比がのっていました。写真が劇場版パトレイバー2の会議室の場面だったと思います。内容的には劇場版だけでなくもっと踏み込んだものになっていたと思います。実質、湾岸署はパトレイバーの特車二課の建物があった 13 号埋立地ですし、サラリーマン的警察というコンテキストはそのままです。

全話とおしてみてみたのですが、部分的には知っている映像もありました。多分再放送の録画をたまたましていたときのものだと思います。話は現在でも続編的な映画が作られており、これだけ人気の出る理由のわかる面白い作品だと思いました。リアルタイムで観てみたかったですね。

驚いたのは中学生役で水川あさみちゃんが出演していたことです。公式で観てみるとドラマの初出演がこの踊る大捜査線のようです。これが一番の発見だった気がします(笑)


投稿者 napier : 00:57 | トラックバック


2006年04月21日

ブスの瞳に恋してる

busu.jpg

第 2 話をリアルタイムでちょっと見て、オープニングが村上隆さんであることに驚きました。ブスの瞳に恋してると村上隆さん情報はこちらです。本放送を見るまで、しかも第 2 話を見るまで知らなかったのがかなりくやしいです。

私は意外と村上さん作品が好きで、ケータイのメニューも自作の Flash です。これはリソースだけの差し替えですが。

さて、村上隆さんネタだけで終るわけにはいかないのでドラマの話になりますが、意外と面白かったですね。今日はたまたま第 1 話だけ観て、第 2 話も録画してあるので週末に観ようと思っています。キャスト的には好きな女優さんが多いのがやはり強いと思います。しかしエビちゃんはいつになったらああいった役以外をもらえるんでしょうね。本人は結構うんざりなんじゃないかな…。それとは対極に井川遥さんは地味ですがいい演技をしています。ここ 1,2 年の彼女は本当にいいですね。


投稿者 napier : 00:40 | トラックバック


2006年04月20日

Linux を取り巻く雰囲気(2)

グラフィックドライバに関する問題です。GPL 至上主義な人たちにとっては問題なのでしょう。利用者にとってみればどっちでもいいことで、この GPL 至上主義者と利用者の意識の差が今日の PC-UNIX の一般的な普及を阻む根本的な問題の一つとなっていると思います。

以前、DoGA の上映会でかまたゆたかさんがこんなことを言っていました。「投稿作品の傾向を見ていると、初期の投稿作品は理系の人のみであり、それは 『パソコンが使える人 == 理系の人』 の時代のものでした。それがだんだんと文型の人が作品を作るようになり、単に 3DCG だったものが物語性を帯びてくるようになりました。そして最近では芸術系の作品まで応募されるようになり、CG アニメーションというものの裾野がこんなに広がったんだと実感しています。」 私が思うに、未だに PC-UNIX の世界は理系の世界です。

GPL の理想を考えると、それはそれでもう仕方の無いものなのかもしれません。ソースコードの改変は自由。誰でも求めればソースコードが得られる。これって理系の人、というかソフトウェアプログラマの理想なんですよね。決して文系の人や芸術系の人が求めている内容ではありません。こういった人たちはソースコードを自由に読めたり改変したりすることよりも、出来上がったソフトウェアによって何かをつくりあげる、そのためにソフトウェアを使う、ということを欲している人たちです。別に GPL によって作り上げられたソフトウェアを使いたいわけではなく、道具は道具として使いたいだけなのです。

最近よく思うことは「Linux などの PC-UNIX の大半って、結局は同人ソフトなんだよね」ということです。同人ソフトに対する一般の人の接し方を思うと、これはこれで当然の結果だとも思ってしまいます。


投稿者 napier : 13:20 | トラックバック


2006年04月19日

Linux を取り巻く雰囲気

コメントをつらつらと読んでみていますが、これが今の Linux を取り巻く普通の感想なんだろうな、と思いますし、きっと今後 10 年経っても変わっていないだろうとも思います。大体の言及はコメントの中にあるのでここではネガティブなことは書かないでおきますが、やはり Windows と Linux は完全に層として分かれていると思います。UNIX として一般受けが期待が出来るとしたらやはり Mac になるんでしょうかね。

最近はデバッガとして insight を使うようになったのですが、デバッグ中に insight 自身が segmentation fault で落ちることが多々あります。なんてゆーか、ありえないんですよね、こうゆうことって。こういった点ひとつをとっても大分 Windows の後塵を拝しているな、と感じざるを得ませんし、まぁこれは Linux の問題ではなくて Linux を取り巻く環境の問題なんですけれども。


投稿者 napier : 23:17 | トラックバック


2006.04.19

ITmedia News:人気高まる“出産ロボ” (1/2)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0604/18/news067.html
最初、家畜人ヤプー系の話かと思いました。

ITmedia +D モバイル:圧倒的に美しい「904SH」のVGA液晶 (1/2)
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0604/18/news120.html
携帯で初の VGA 液晶搭載だそうです。

Winnyの金子氏も開発に参画したコンテンツ配信システム「SkeedCast」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/04/18/11686.html
意外とプレスリリースにいろいろと書かれています。

着服:カーリング娘らの450万円 青森市公社主幹を免職-事件:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060419k0000m040091000c.html
どこでも起きる事件ですが、ちょっと話題になったものと絡むと全国区です。


投稿者 napier : 13:07 | トラックバック


2006年04月18日

ちびまる子ちゃん

これはもう手放しで楽しんでしまいました。自分的前評判としては美山加恋ちゃんと福田麻由子ちゃんの夢の共演(というにはそんなに絡みはありませんが)があったり、見ている最中にはたまちゃんのパパの八嶋智人さんや佐々木のじいさんのきたろうさんは超はまり役でしたし、丸尾スエオ役の佐藤和也くんは switch! のオール電化 CF でだいぶ顔が売れていてこれがまた学級委員としてはまり役、最後になりますが超気になったのが野口さん役の甲野優美ちゃんで、今後がとても気になります。

3 年 4 組のみなさんと配役に関してはこちらをどうぞ。

しかしこのちびまる子ちゃんの放送 15 年というコンテキストは凄いですね。時間は歴史、歴史は説得力という言葉を信じてしまいます(←今私が作りました。胃酸過多中和のため呑んでます(T_T;)。冗談はおいておくとして、やはりこれだけ時間がたつと受け手の側が「ちびまる子ちゃんというコンテキスト」に自然と自分を移してしまうものだな、と感じました。

さて、主役がまるちゃんという小学 3 年生の女の子でありマンガやアニメの延長線上であるため、ドラマとしての内容が原作と離れることはありません。ここで重要になるのが、先にあげた子役の子達の今まで演じてきた役とのあまりのギャップに関してです。特に美山加恋ちゃんと福田麻由子ちゃんに関してですが、思い出す限り幸せな役の子役をしていたことはないと思います。ドラマはやはり大人向け(?)であり「大人の中で翻弄される子ども」という視点で描かれることが大多数です。今回この二人を見て思ったことは「まだまだ小学生なんだよな」という当然な部分と「子役という妙なポジション」に関してです。

現在においてこのドラマに描かれるような小学生風景がどれだけ残っているのかはわかりませんし、それぞれ自分の小学生時代を思い出してみても、このちびまる子ちゃんというコンテキストに合うような小学生生活を送ったという人も稀でしょう。少なからずこれ以上の人間関係や派閥関係、いじめやケンカなども日常的にあったものだと思います。そういった小学生の時代を「ちびまる子ちゃん」というフィルタをとおしてかえりみると、楽しかった小学生時代として思い出すことができるのはこれは重要なことだと思います。ま、これは個人こじんで違う感想となる部分であると思いますが。

どういったドラマに出演しているときの役者さんが好きかはそれぞれの人が決めることですが、彼女達がこのドラマに出演してこのような作品となったことは、私はとてもいいことだったな、と思います。ちびまる子ちゃんという作品がなかったらきっと見ることの出来なかった映像だろうな、思いました。


投稿者 napier : 23:50 | トラックバック


2006年04月17日

トップキャスター

3 点…何を書いてよいやら…何から書いてよいやら…。

まず、セットアップの終っていない段階でいろいろとロジックをこねられてもついていけませんorz 私の場合、ニュースキャスター物として思い出すドラマは「ニュースの女 (1998Q1フジ)」や「ストレートニュース (2000Q4日テレ)」になるのですが(最近のがないですね)、こういったニュースキャスター物でこう軽いノリをされるとかなりひいてしまいます。

脚本家チェックをしてみると、坂元裕二さんです。「あなたの隣に誰かいる」や「愛し君へ」など、意外と好きなドラマの脚本も担当されています。「ラストクリスマス」もこの方のようで、今回のキャストを見ると意外とかぶっているのが伺えます。

矢田ちゃんも助演として輝いていたドラマとしては「やまとなでしこ (2000Q4フジ)」や「恋ノチカラ (2002Q1フジ)」などを思い出しますが、今回のこのトップキャスターを見ると、もうちょっと厳しいかなぁと思います。いろいろと主演女優になっていますし、オトボケキャラ成長系ならもう少し誰か若い女優さんにチャンスがあってもいいのでは…と思ってしまいました。

…ドラマの視聴も体調に左右されるのか、今体調が最悪なのもいけないのかな、と思っています。うぅ、多分胃酸過多(涙)イタスギ…


投稿者 napier : 21:57 | トラックバック


2006年04月16日

アドレスだけは一緒にしないで~っ

So-net.jpg

何を CM しているのかまったく判らなかったのですが、どうやら「ドメインを別にして」というメッセージでなく「メールアドレスを共有するのはイヤ」ということのようです。プロバイダに契約すると大抵はメールアドレスが 1 つですが「So-net では家族で別々にメールアドレスが持てますよ」ということなんですね。でも So-net のサイトにいって内容を読まないとわからないっていったい…、という気がします。きっと家族で共有している | 共有していた経験のある人でなければわからない内容なんでしょうね。

最近では CF に出演しているくらいの女子高生前後の年齢では、メールといえばケータイで email だと思います。この CM がそのくらいの年齢層に対してどれだけ訴求するかに関しては、ちょっと疑問ではありますが興味も湧きます。もう数年経つと PC のフィールドはほぼ完全にケータイに持っていかれているかもしれません。Personal Computer から Personal Phone へのシフトといえますし、部分的には現在でも取って代わられているといえます。


投稿者 napier : 09:45 | トラックバック


2006年04月15日

ツタヤ + スタバ

P4150010.JPG

なんとなく最近買ったアート系ブックにあった写真に惹きつけられて行ってみました。六本木らしく蔵書としてはアート系、デザイン系、トラベル系、ワイン&フード系、そしてチャイルド系といったものが主体で、技術書、文学といった硬めのものはまったくといっていいほどありません(笑) お客さんの 3 割くらいは外国人でした。その辺もあって、蔵書の 3 割くらいは海外のものだったと思います。

スタバが併設されているためドリンク片手に蔵書(もちろん売り物です)を立ち読みすることができます。立ち読みどころかところどころにベンチもあり、くつろいだ感じで自分の好きな本を吟味することが可能です。

2 階はレンタルショップで、窓際には視聴スペースもあります。そこでカルロス・ゴーンさんのような人が息子を連れていたのですが、まじで本物だった気がします、、、実際どうだったんだろう?この写真を見ると本物にしか思えないです。今、日本に息子さんとか来てるのかな?

こういったショップに行くと、東京と地方の情報格差というものについて考えさせられます。触れることのできる情報の量が圧倒的に違いすぎるということです。いくらネットが普及したといっても実際に目に見える、物に触れるといった一次接触的な情報には限界があります。かといって情報過多の社会に生きている場合、必要な情報を見分けるという能力が鈍感になってしまう可能性もあります。情報麻痺とでも言えばいいのでしょうか。ある種の茹でガエル状態ですね。

可能性としてはやはり、触れることのできる情報量は多い方がよく、かといってその中に埋没せずに見る目は鍛えておかなければなりません。ああいった雰囲気の技術系ショップがあると足を運びやすいんですがね~。探してみようと思います。
P4150001.JPGP4150003.JPGP4150007.JPGP4150009.JPG
しかし、TSUTAYA をカタカナで書くって、意識したことが無かったんですが違和感ありまくりですね(笑)


投稿者 napier : 23:02 | トラックバック


ギャルサー

060414_1904~001.jpg

始まりました、ギャルサー。このクールは意外といいと思うドラマが多いのですが、その中でもかなりの期待ドラマです。

今日第 1 話が放送されました。話はかーなりライト系です。おとぼけの中に部分的に真剣な要素を入れる、緩急をつけるタイプのドラマですね。今回は初回ということもありセットアップの意味合いが強いと感じました。

藤木直人さん演じる進之助は、、、かなり微妙。彼は真剣に演じてナンボな男優さんだと思うので、ここを乗り越えられればまた新しい役者の色がつくと思います。脇を固めるのが古田新太さん、生瀬勝久さん、高田順二さんという陣容なので、頼っちゃう部分が多分にあると思いますが。役者の幅を広げられるといいですね。

そして女優さんたち。ぞっこんな鈴木えみさんや戸田恵梨香ちゃん(ん?笑)、そして岩佐真悠子ちゃんなど、under 20 な女優さんがたくさん出演しています。第 1 話では鈴木えみさんはあまり活躍されていませんでしたが、今後どういった活躍があるかは、ちょっと疑問な感じです。女優としてはあまり思い出す映像がない分(ヒロイン的なドラマがないという意味で)、戸田恵梨香ちゃんの方が露出は多いだろうな、とは思います。あとは子役の山内奈々ちゃん。声がとおっており、その点で非常に期待させられ安心して観られそうです。

話の展開がどうなるかは微妙な感じですが、ライトに楽しめる軽快なドラマになるだろうな、という感じですね。初回評価は 7 点くらいかな、と思います。


投稿者 napier : 22:10 | トラックバック


2006年04月14日

無常という事

「或云、比叡の御社に、いつはりてかんなぎのまねしたるなま女房の、十禅師の御前にて、夜うち深け、人しづまりて後、ていとうていとうと、つづみをうちて、心すましたる声にて、とてもかくても候、なうなうとうたひけり。其心を人にしひ問はれて云、生死無常の有様を思ふに、此世のことはとてもかくても候。なう後世をたすけ給へと申すなり。云々」
 これは、一言芳談抄のなかにある文で、読んだ時、いい文章だと心に残ったのであるが、先日、比叡山に行き、山王権現の辺りの青葉やら石垣やらを眺めて、ぼんやりとうろついていると、突然、この短文が、当時の絵巻物の残欠でも見る様な風に心に浮び、文の節々が、まるで古びた絵の細剄な描線を辿る様に心にしみわたった。(後略)
モオツァルト・無常という事 小林秀雄 ISBN:4101007047

小林秀雄の文学(批評)は、私には到底単純には理解できない部分があります。が、この「無常という事」におけるこの引用から始まる文体、それ自身にはメソッドとしての小林秀雄の方法論を読み解く鍵が多分に隠されていると思っています。

という私は、高校時代の現国でこれを習って以降、その先生が「小林秀雄は苦手だ」といった発言を鵜呑みにして、自分も「苦手だ」というカテゴライズをしてしまったクチです。これは中学生のときに理科の先生が「電気は難しいからな」といってそれ以降、電磁気学が苦手になったのと同じことではあります。どうでもいいことですが:-)

今日も呑みが渋谷であったのですが、電車での帰途、途中で思い出したのがこの小林秀雄の「無常という事」でした。今となってはもうそれが何を意味していたのかを知る術はありませんが、其のときの気持は小林秀雄が「無常という事」を書くきっかけになった気分と同一だろうと思っています。

当時の文学雑誌や同人誌への投稿は、世が世である現代では Blog というツールへかたちをかえて受け継がれているんだな、と妙に今は感心しています。


投稿者 napier : 23:56 | トラックバック


2006年04月12日

ブロガー特典

ゴールデンウィーク期間中に大丸神戸店で開かれる「2006洋菓子フェスタ in Kobe」の PR 企画だそうです。近ければ行ってみたかったです。募集人数 20 名ってどれくらいの競争率なんでしょう?

私は drunk なんてカテゴリがあるくらい辛党ですが、甘いものが大好きな甘党でもあります。甘いお菓子を肴に呑めます、結構平気で。しかし食べ物で辛いものはまったくダメです。

ということはおいておいて、ブロガー特典って意外とおいしい企画だと思います。他にも探せばいろいろとあるかもしれませんね。


投稿者 napier : 23:49 | トラックバック


2006年04月11日

gnuplot(10)

ひさびさの gnuplot ネタです。.plt ファイルを組んで画像保存をする必要があった場合のコマンドです。これは知らないと意外と不便です(実際、今まで私は PrintScreen でキャプチャしてました)。

sin_cos_color_Comic_Snas_MS.plt

# sin(x)*cos(y) color Comic Sans MS

set xrange [-3:3]; set yrange [-3:3]; set zrange [-2:2]
set xlabel "x"; set ylabel "y"; set zlabel "z"
set isosample 20, 20
set pm3d
splot sin(x)*cos(y)
set terminal png font "Comic Sans MS" 10 size 640,480
set output "sin_cos_Comic_Sans_MS.png"
set title "sin(x)*cos(y) Comic Sans MS"
replot
set output

sin_cos_color_large.plt

# sin(x)*cos(y) color large

set xrange [-3:3]; set yrange [-3:3]; set zrange [-2:2]
set xlabel "x"; set ylabel "y"; set zlabel "z"
set isosample 20, 20
set pm3d
splot sin(x)*cos(y)
set terminal png large size 640,480
set output "sin_cos_large.png"
set title "sin(x)*cos(y) large"
replot
set output

sin_cos_color_Times_New_Roman.plt

# sin(x)*cos(y) color Times New Roman

set xrange [-3:3]; set yrange [-3:3]; set zrange [-2:2]
set xlabel "x"; set ylabel "y"; set zlabel "z"
set isosample 20, 20
set pm3d
splot sin(x)*cos(y)
set terminal png font "Times New Roman" 10 size 640,480
set output "sin_cos_Times_New_Roman.png"
set title "sin(x)*cos(y) Times New Roman"
replot
set output

sin_cos_color_Verdana.plt

# sin(x)*cos(y) color Verdana

set xrange [-3:3]; set yrange [-3:3]; set zrange [-2:2]
set xlabel "x"; set ylabel "y"; set zlabel "z"
set isosample 20, 20
set pm3d
splot sin(x)*cos(y)
set terminal png font "Verdana" 10 size 640,480
set output "sin_cos_Verdana.png"
set title "sin(x)*cos(y) Verdana"
replot
set output

4 種類をサンプルとして作ってみました。これらはフォントの指定のみが異なっています。が、あまり TrueType フォントはきれいじゃないですね。オリジナルのフォントとしては tiny (5x8 ピクセル), small (6x12 ピクセル), medium, (7x13 Bold), large (8x16), giant (9x15 ピクセル) が存在しますのでそれから選択する方がよさそうです。詳しくは gnuplot> help set term でヘルプを参照してください。このヘルプは本当によく出来ていると思います。

また、これで作られる png 画像のサイズは 640x480 ですが、それは size 640,480 という指定で行われています。このサイズ指定の方法もなかなか探すことが出来ませんでした。ヘルプを確認してからは「Windows 環境での gnuplot に関しては web resource よりもヘルプだ」と思い直しています。

使いこなす gnuplot という書籍ももっているのですがやはり unix 環境に関する記述が多く、特に画像保存の方法に関しては苦労しました。PS や eps など TeX 環境で使うわけでもなく web で使う方が多いからです。


投稿者 napier : 22:23 | トラックバック


中島哲也さん

この映画を撮影していたことは知っていましたが、監督が中島哲也さんということは知りませんでした。最近だと↓このニュースのときに思い出したくらいです。エントリ的にはこちら

中島さんの映画は好き嫌いが分かれるタイプのものだと思います。私は CF の方が好きですね。ちなみに Wiki ではこちらです。


投稿者 napier : 12:48 | トラックバック


2006年04月10日

意味わからないから

土日と呑みまくりで、、、もうお酒いりません。
P4080007.JPGP4080010.JPGP4080015.JPGP4080017.JPGP4090020.JPGP4090021.JPGP4090023.JPG
gudaguda.jpg


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2006年04月07日

スタイルシートちょっと変更

画像を左に置くときのレイアウトに関して、スタイルシートを少し変更(追加)しました。見え方がおかしい場合、一度リロードしてみてください。

<img align="left"> な状態のときに <ul><li>~</li></ul> な感じのリスト表示を使うと ● 印が画像にめり込んでしまっていたものの修正です。例えばこんな感じですね。

PB190020.jpg

  • 煮凍り
  • 皮酢
  • 白子とうふ
  • 刺身(中)
  • タタキ
  • 茶碗蒸し
  • ちり鍋
のような感じで、リストの ● 印などがめり込んでしまっていたのを、
PB190024.jpg
  • 煮凍り
  • 皮酢
  • 白子とうふ
  • 刺身(中)
  • タタキ
  • 茶碗蒸し
  • ちり鍋
のような感じにするものです。一個前のエントリ WindowsXP on Intel Mac ではこれを使っています。今までやろうとしていてなかなかうまい方法が無く、リストは画像に重ねないようにしていました。

あまりスタイルシートや html に詳しくないので、もっとスマートな方法があるとも思います。しかし、img に対してリスト表示をしたいことってあると思うんですが、このめり込みってなんで発生しちゃうんでしょうね。


投稿者 napier : 01:01 | トラックバック


2006年04月06日

WindowsXP on Intel Mac

BootCamp.jpg

今日の話題はこれにつきますね。

まったく話が飛びますが、最近 VMware に興味があっていろいろと調べています。これは主に Linux 用のドライバ開発に利用できないか、というのがメインでです。 VMware と VirtualPC の関係なども全く知らない素人ですが、Intel Mac で XP をブートさせて、ゲスト OS で MacOS を使う、なんてことも出来るようになるのかなぁ、なんて考えています。

これには VMware が EFI に対応していないと無理(?)なのでしょうが、その辺も含めて調べようとは思っています。


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2006年04月05日

HTML mail

Thunderbird.png

仕事場では昔からの流れで Netscape 4.x のメールクライアントをずっと使ってきたのですが、最近 UTF-8 や GB2312 に EUC 生、そして multipart な HTML メールが混在するようになってしまいました。この辺は時代の流れであり、ある程度仕方が無い部分でもあります。Netscape 6.x 時代に一度バージョンアップをしたこともあったのですが、あまりの重さに耐え切れずに 4.x をそのまま使っていました。その後も Becky! を使ってみたり Thunderbird を使ってみたりもしたのですがどうもしっくりこず、結局今日に至っています。

しかしいい加減限界になり、やっとメールクライアントを替えることにしました。選択したのは Thunderbird 1.5 です。Netscape 4.x と Thunderbird を比べてみて決定的に嫌なのはその重さです。ですがそこには目をつむって、文字コードに関する恩恵を受けるために使うことにきました。

そこでついでとばかりに、今までイヤだった細かい部分もカスタマイズすることにしました。重さはカスタマイズできませんのでそれ以外ということになります。今回カスタマイズした主な部分は、

  • 引用符の文字列を変更しないこと
  • HTML、UTF-8、 GB2312 などはラベルをつけて見分ける
  • 「未読」「合計」の表示をする

という部分です。

引用符の文字列を変更しないためには拡張機能を使います。

これはとても簡単で、ダウンロード後にこの拡張機能のインストールを行えば再起動後、設定が出来るようになります。本当に助かります。

次に HTML メールに関してです。HTML メールは一応 HTML メールであることが確認できればいいのでラベルを作成することにします。これは以下のサイトを参考にしました。

私の環境では次のような設定にしました。
Filter.png

  • Content-Type が次を含む UTF-8
  • Content-Transfer-Encoding が次を含む base64
  • Content-Transfer-Encoding が次を含む quoted-printable
  • Content-Type が次を含む multipart/alternative

これらの条件の場合に HTML のラベルをつけています。このラベルは [ツール]→[オプション]→[表示]→[ラベル タブ]→[重要~後でのどれかを HTML に変更]で設定できます。あと同様に [フォント タブ]→[フォント] でプロポーショナルフォント、等幅フォント、最小フォントサイズを同じサイズにしておけば全てのメールが同じ大きさで見ることができます。HTML メールはフォントサイズが小さくなってしまうのも嫌だったので、かなりメール環境が改善されました。

あとは「未読」「合計」ですが、これはずっと Netscape 4.x から使ってきた機能です。随分前に設定したために設定をどこでやっていいかわかりませんでしたが、紹介しているサイトを見つけることができました。

ここで紹介されているように、[ツール]→[オプション]→[詳細]→[フォルダペインにメッセージ数などの列を表示できるようにする] をチェックします。これで大分使える環境になりました。


投稿者 napier : 00:15 | トラックバック


2006年04月04日

出だしが一番たいへん

penpen01.jpg

とりあえず備忘録的に。

Linux は shell から上を使う分には変化はそうない感じですが、kernel 界隈は version 毎に互換性がなかったり関数が減ったり増えたりと、とても変化が激しいようです。また web 上の資料も version 2.0, 2.2, 2.4, 2.6 とそれぞれの情報が混在混線しており、とてもまとまっているとは言えません。こういったことを書くと OSS 原理主義世界の人たちからは「それならあなたの力で・・・」的な、利用するという目的とはかけ離れた本末転倒な方向に話が進みそうなので、こういった話もあまり出ないのかなぁ、という気がしています。

なんとなくですが、Linux などの UNIX 世界では、いろんなことを知っていて当たり前、的な気分がとても濃いように感じます。思想的には CUI と GUI のような感じですね。CUI などのターミナル環境が前提な場合、プログラムやコマンド名などを知らなければ使うことが出来ません。これには最近、グローバル変数文化だな、という感想を持っています。自分の知らないところで突然グローバル変数を宣言されている感じですね。知らなくて当たり前だが存在している、というものです。逆に GUI は見えるものが操作できるものですから、とてもオブジェクト的な世界に見えます。

さて、ドライバ関連で資料を探しているときに、以下のドキュメントを見つけました。

私は Linux よりは Windows のドライバの方が詳しいのですが、最終ページの○×表を見ると、このドキュメントが書かれてから 5 年たっても世界って変わらないもんだなぁ、と思います。慣れの問題もあるのでしょうが Windbg と kgdb の導入を考えた場合、その労力の差にはため息しか出ません。はぁ…。


投稿者 napier : 16:38 | トラックバック


2006年04月03日

亡国のイージス

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亡国のイージス
阪本順治監督
2005 公開
公式サイト

なんというか、日本版ダイハード、海自版ホワイトアウト、といった感想を最初に思ってしまいました。この映画に関してはこちらのエントリーで少しふれていますが、やはり言われているとおり動機が不明ですね。この映画の続編というか、反乱を起こすまでを描いた「亡国のイージス0(ゼロ)」といった話が欲しいと思いました。

さて、以下ネタバレに近くなります。

冒頭、以下のような論文が読み上げられます。

国としてのありようを失い、語るべき未来の形も見えないこの国を守る「盾」に何の意味があるのか。現状のままでは、それは守るに値する国家を失った、まさに亡国の盾でしかない。

余計なお世話って感じですね。こういった感傷的自虐的なセリフとしては、やはり劇場版パトレイバー2の後藤隊長と荒川のセリフに勝るものはありません。検索をかけたら全文を引用しているサイトがありました。

このページの「0:41:23 東京湾、後藤」の部分です。

演出(?)的に蛇足だと思ったのが、総理の独り言です。日本人的な事なかれ主義の総理という部分を出したいのでしょうが、会議室に入る前には、

なんで俺のときに。

また会議中には側近に対して、

あっちから何か言ってきてるか?・・・だから、ワシントンだよ。

といった部分です。もうちょっとうまくすればいいのに、と思ってしまいます。

何度も観ていればきっと光る部分も見えてくるのでしょうが、ちょっと繰り返して観ようとは思えませんねぇ。役者さんはいい人たちがそろっているのに、ちょっと残念です。原作本ではそれぞれの人間の心理の描写が映画よりも細かく描かれているようですので、機会があったら読んでみようと思います。多分、映画より好きになれる気がします。

しかし、劇場版パトレイバー2と OVA 版の二課の一番長い日 とどうしても比べてしまいたくなる内容です。


投稿者 napier : 00:18 | トラックバック


2006年04月02日

SEO : Search Engine Optimization

集客をしなければならないサイトは大変です。この blog はなるべく引っかからないようにと、特に META タグなんかはいじってはいないのですが、わざとタイトルにスペースを入れています。これはサーチエンジンのアルゴリズム検証の意味合いが強く、今のとこ Google のみがこのスペースの意味を乗り越えていると思います。やはり Google は一段上だな、という感じですね。

それであまり関係ないのですが、ここ 1 週間ほど Google の検索で来る方が増えています。この SEO 関係でアルゴリズムをちょっとを見直したのかな、と感じました。今までは意外と Yahoo が多かった感じがします。


投稿者 napier : 23:54 | トラックバック


GMail の等幅フォント化

GMail.gif

は~、もう疲れました。意外と情報はあるのですが、設定してみてもなかなか反映されず、もう諦めかけましたよ…。多分、Mac と Windows の違いとか、そういった問題だと思うのですが。というわけで Windows の Firefox1.5 における userContent.css に関して説明してみます。

userContent.css というファイルの設定を行えば web サイトの見栄えを自由に変更することが出来るようです。デフォルトでは userContent.css というファイルは存在しませんが、userContent-example.css というサンプルのファイルが以下のディレクトリに存在します。

C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Mozilla\Firefox\
    Profiles\<任意の文字列>.default\chrome 

これは単にサンプルとして存在しています。これをそのまま編集してファイル名を変更すればよさそうですが、私の環境ではダメでした。なんだかなぁ、、という感じです。理由は UTF-8 で書かれていたためのようです。ファイルを新規に作って英数のみにしたら設定ができるようになりました。

で、簡単に動作を確認するためには例えば以下の様に記述してみます。

* {
  color:#ffffff !important;
  background:#000000 !important;
}

これで、背景が黒、文字が白の状態になります。大抵はこれで userContent.css ファイルが正常に動作しているかが確認できるでしょう。

この動作が確認できたら、次に GMail の等幅フォントの設定をしてみます。私は次のような感じで設定しました。

@-moz-document domain(mail.google.com) {
  div.msg > div.mb {
    font-family: 'MS Gothic', monospace !important;
    font-size: 12pt !important;
  }
}

font-family: monospace で設定を紹介しているサイトがたくさんありましたが、私の環境ではダメでしたね。Firefox の monospase フォント設定はデフォルトのままで「MSゴシック」になっているのですがちょっと謎です。しかし GMail の等幅フォント化ができたのでよしとしましょう。


投稿者 napier : 22:36 | トラックバック


iTalk

iTalk01.jpgiTalk02.jpgiTalk03.jpg

かっこいいっ。このデザイン・コンセプトで商品化されたら買っちゃうだろうな~と思いますね。それにこのまま放送してもまったく他の Apple の CF にひけを取らない品質の出来ですよ。Movie にマイ・フェア・レディ のこの映像を使うのもにくい演出です。


投稿者 napier : 14:48 | トラックバック


仲間受けと一を聞いて十を知るという文化

亀は意外と早く泳ぐ の「監督解説付き映像」で『となりのスタジオでは「ローレライ」の編集をやっていた』という話題があったので、同系統だろうな~と思う「亡国のイージス」と「ローレライ」を借りてきて観てみました。「亡国のイージス」は、こちらでちょっと話題になったときに観ようかな、と思っていたまま放置していた映画です。

両方観てみたのですがどちらも、というか、「亀は意外と早く泳ぐ」を含めてもそうなのですが、結局は「日本という文化圏において作られた映画である以上のものではない」というのが感想です。これは、このエントリのタイトルが示すように「仲間受けと一を聞いて十を知るという文化」の中で成立する映画、という意味です。

私はずっと日本映画が嫌いだったのですが、その根源が何かというのが最近やっと漠然とわかってきた気がしました。それは「説得力の無さ」です。根底に横たわる病巣は、この「仲間受けと一を聞いて十を知るという文化」というものです。結局は映画を作っている層(役者ではなくプロデューサ・マーケット担当層)の、ターゲットを日本人においているという思想、もっというと、それで満足してしまう消費者層自身といってもいいと思います。ですが、それで経済が成り立っているの以上、これは口をはさむ余地はなかなか無いものだと思います。

固い映画が好きだとかそういった意味ではないので、結局は「好き嫌い論」になってしまいます。やはり私は相対として日本の映画は嫌いな方ですね。その理由は、このエントリのタイトルが示すとおりです。

最近、イチローが WBC の期間中に、こんな感じでインタビューに答えていたことがありました。「日本人の選手と話をすると楽ですね。伝えたいことを 3 言えば 10 を理解してくれる。それにくらべてこっち(アメリカ)では大変ですよ。15 言っても 10 も理解されないことがあるんですから」。これはアメリカ文化を批判するというよりも「文化がそれだけ違う」ということをわかりやすく端的に伝えている貴重な発言だと思います。

私も最近は日本映画を好きになる気分は多分にあるので(ハシリとしては初代の劇場版「あぶない刑事」)、私の好きな方向に進んでもらえるとうれしいのですが、こういったものは従来の映画信奉者にとっては許せない部分なのだろうな、と思います。なんだかんだいっても結局は「好き嫌い」なんですよね。感覚という言葉はとても便利で、とても難しい言葉です。

追記 : これ、大分酔ったときに書いたのですが仲間受けじゃなくて内輪受けですね。単語が出てきませんでした。


投稿者 napier : 01:34 | トラックバック


2006年04月01日

亀は意外と速く泳ぐ

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亀は意外と速く泳ぐ
三木聡監督
2005 公開

サマータイムマシンブルースを観たときの流れで知った映画ですが、なかなか { 売っている | レンタルしている } 店が見つからずにそのままになっていた映画です。

舞台挨拶で監督や樹里ちゃんが言っていますが、ホントくだらない映画です。これはいい意味ではあまり使えない方の意味で、ですねぇ。舞台挨拶ではスタッフ側の内輪ネタ的に盛り上がりますが、やっぱり内輪ネタでしか楽しめないと思います。勿論一般受けする映画ではなく、私も上野樹里ちゃんや蒼井優ちゃんが出演していなければ観ることはなかった脚本です。

came02.jpg

唯一映画的手法が使われているとしたら、それは「ふぇっふぇっふぇっふぇっふぇ~」という繰り返される笑いのシンボルくらいですね。これはサマータイムマシンブルースの「はりきりスタジアム」と同じようなものです。

例えばこの映画を本広監督が撮ったとしたら、と考えるといろいろと考える部分が出てきます。それは小ネタの数はさることながら、町内の人のスパイであることの人生に関してあと二転三転の葛藤を描いたり、まったくといっていい程いかされていない蒼井優ちゃんのキャラをもっと引き立てたり、なんの伏線にもなっていないような樹里ちゃんのダンナをいかしたりだとか。

まだ監督解説付き映像を観てないので、細かいフォローはそれを観てからしてみようと思います。

樹里ちゃん映画としては、今年夏に「笑う大天使」が控えています。舞台挨拶のときの映像やこの完成披露試写会の写真を見てもそうなんですが、樹里ちゃんはとてもワンピが似合いますね。これだけ似合う女性もなかなかいないと思います。


投稿者 napier : 17:40 | トラックバック


さくら

近所がさくら祭りでした。この写真くらい空が青いと気持がいいのですが、若干モヤがかかり気味です。
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投稿者 napier : 14:46 | トラックバック


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